mixiユーザー(id:6292339)

2010年01月04日18:05

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新型プリウス"ブレーキ抜け"騒動(追記9)

犬 https://open.mixi.jp/user/6292339/diary/1364143409 からの続きです。走る人

耳【1月4日 AFP】米国で販売された人気ハイブリッド車プリウスにブレーキ異常が発生したとの苦情が、前月末までに少なくとも20件、米当局に寄せられていることが明らかになった。

 米道路交通安全局に報告された苦情によると、問題の車種は3代目プリウスに相当する「2010 Toyota Prius」で、減速のためブレーキペダルを踏んだ状態で道路のくぼみや凍結した路面にさしかかると、勝手にブレーキが外れてしまうという。
 ユーザーの1人は、「最初は自分がうっかり足を上げてしまったのだと思った。だが後日、違う路面で同じ現象が起きたので、ブレーキがおかしいと100%確信した」と話している。
 プリウスのブレーキトラブル問題は、米国の各種ウェブサイトで議論の的になっており、トヨタ広報は調査を開始したことを明らかにした。

http://www.afpbb.com/article/economy/2679339/5109915

MOET☆マーク「ブレーキ抜け」の件は、以前から複数のブログや掲示板で話題になっています。
http://gazoo.com/G-blog/pastaneto/170308/Article.aspx
http://prius.carstadium.net/?eid=20
http://bbs.kakaku.com/bbs/70100110054/SortID=10712263/
私も、交差点("わだち"のある路面)で停止する際、経験しました。
後続車から追突されたかと思いました。
この記事をみて、『やっぱりexclamation』と、恐ろしくなりました。げっそり

(追記) 2010年01月06日(水)

耳【1月5日 KUNISAWA.NET 】現行プリウスのブレーキのスッポ抜けが話題になっている。昨年12月あたりからアメリカで苦情出ていると聞いていたものの、何度か書いてきた通りヌーミーの閉鎖を決めて以後トヨタに関する情報は微妙。「また出てきた」という印象も強い。そんなこんなで様子見中だった。

ちなみに私のプリウスは1万kmくらい走っているが、全く症状出ていない。何度か試乗した広報車だって問題なし。プリウスに乗っている知人に聞いてみたけれど「解らない」。すでに現行プリウスは15万台以上納車されているだろうから、もしブレーキ系のトラブル出ればとっくに話題になっているハズ。

昨日、私の掲示板で初めてブレーキのトラブルが報告された。ABSによくありがちな一発失陥(濡れた鉄のマンホールのフタなどで一瞬ブレーキ圧抜ける制御)の長いヤツだったなら、やや心配。抜けるのは正常ながら、抜けたブレーキ圧の復帰に0,5秒以上掛かるようなら異常と考えていい。

最近納車された車体に出てきたトラブルであれば、プリウス全体でなく一部の生産ロットの不具合という可能性もある。いずれにしろ決定的な問題ではないだろう。プリウスのブレーキシステム、すでに12年以上も使われてますから。この手のウワサ、真贋の判定が非常に難しくなってきた。

しかもネットで取り上げられると、耳年増の技術解説や、体験もしていない輩の推定、はたまたアンチトヨタまで入り乱れ、収拾付かなくなってしまう。話のモトが単なる大げさ君だったりすることも珍しくない。私らの数少ない存在意義は、こんな時の指針になることか? 情報をさらに集めます。(国沢光宏氏談)
http://kunisawa.txt-nifty.com/kuni/2010/01/post-6689.html#comments

耳プリウスのブレーキがすっぽ抜ける件、何となく状況や原因、対応法が見えてきました。とりあえずプリウスユーザーは認識しておくべきかも。まず「すっぽ抜け」だけれど、どうやら「ある」と考えた方がいいと思う。曖昧なのは私自身、12年間もプリウスに乗っていて体験してないためです。

状況からすれば以下の通り。多数寄せられた発生の話を総合すると1)発生するのは滑りやすい路面状況。2)比較的低い速度で発生する。3)緩いブレーキ時に発生する。4)一旦すっぽ抜けると、なかなか回復しない。どうやらすっぽ抜けが発生すると、車体1台分くらい空走してしまうようだ(1m程度の空走という報告も)。

といったことから当初ABS特有の「スリップを感知して油圧を抜く」制御かと推測した。これはABS付きのクルマでブレーキを掛けながら濡れたマンホールの蓋やデコボコを通過すると普通に発生する。たいてい「ビヨン!」という音とペダル反力を伴う。この現象、滑った1輪だけの油圧を抜くため、恐怖感は薄い。

しかも低速&弱いブレーキ時、プリウスは油圧ブレーキを使っていない。全ての減速エネルギーを回生しているのだ。すなわち全ブレーキ力をモーターで発生させ、しかも前輪のみに頼っているワケ。この状態で滑りやすい路面を通過し、ロック判定され、ブレーキを解除したらどうなるか?

回生を止めると同時に、全てのブレーキが無くなる。加えて油圧を立ち上げれば効き始める通常のブレーキと違い、回生は再立ち上げにくい。結果としてブレーキが抜けたままになるのだろう。以上、推測である。私は15万km以上プリウスに乗っていて(初代から同じブレーキシステム)体験しておらず。

どう対策したらいいか? 体験した皆さんの多くが「その時点でブレーキを踏み込めば効く」。プリウスのブレーキ、踏み込みを増すと油圧系も稼働するようになっている。ということで、もしプリウスですっぽ抜けに遭遇したなら、そのままブレーキを踏み込むこと。瞬時に油圧は立ち上がります。

さらに情報を集めたい。私のプリウスでも再現出来るよう、試してみようと思う。もしすっぽ抜けに悩まされており、毎回同じ場所で発生するという方がいたら連絡下さい。(国沢光宏氏談)
http://kunisawa.txt-nifty.com/kuni/2010/01/post-6689-1.html

(追記2) 2010年01月23日(土)

耳【1月23日 プリウスマニア 】
こんにちは。
北海道のやちぞうです。

先週、私のSTが購入ディーラーのメカニックによって検証されました。テスターで調査したデータも見せてもらいました。

ブレーキ抜けの原因は、比較的弱いブレーキをかけた場合での回生ブレーキが主な制動を担っている状況で、ホイールロックを検知すると回生ブレーキの制動力が一瞬のうちに0になるためでした。私の車だけでなく、ディーラー所有の同型でも同じ現象が起こったとのことです。さらに、私と同じ現象を指摘する顧客が他にも5〜6人いらっしゃるそうです。

ディーラーも現象については北海道において問題があるという意見で、トヨタ自動車に報告し対応を求めたそうです。その結果、メーカーが何らかの動きをはじめるとの回答をもらったそうです。

ブレーキ抜けで恐ろしい目にあっているので買い換えを検討していましたが、ディーラーはもう少し待ってほしいとのことでしたので、少しだけ。

また、自動車評論家の国沢光弘氏へメールでブレーキ抜けの現象を報告してあります。国沢氏から返信をいただき、1月26日発売の「ベストカー」にブレーキ抜けに関する記事を掲載するとのことでした。

とりあえず、一歩前進したと言えるでしょうかね?
(やちぞう氏談)
http://www.priusmania.net/

(追記3) 2010年02月03日(水)

耳読売新聞 2010年2月3日12時55分
プリウスブレーキ苦情116件、千葉で追突も

 国土交通省によると、昨年7月、千葉県松戸市内で国道6号線を走行中の新型「プリウス」が赤信号で前方の車に追突し、2人が軽傷を負う事故があった。


 この車のドライバーは当時、「ブレーキが利かなかった」と話したことなどから、同省は事故後、トヨタ自動車に事故原因を調査するよう指示していた。

 このほか同省リコール対策室や地方運輸局などには、ユーザーから「ブレーキが利きにくい」といった不具合情報が、昨年12月と今年1月の2か月間で計13件寄せられている。2か月間で13件もの不具合情報があるのは他の車と比べて多いが、同省は「現段階でリコールが必要かどうかまではわからない」としている。

 プリウスのブレーキに関する苦情は米国でも相次いでおり、米高速道路交通安全局には現在まで102件の苦情があったという。プリウスは日本から輸出している。

 苦情の内容は、低速で減速中、路面の段差などを通過すると、ブレーキが一瞬利かなくなるというものが多い。踏み続ければブレーキは利くという。事故でけが人が出たとの報告もあるという。

 昨年発売された新型プリウスは、燃費の良さなどで人気を集め、2009年の販売台数(旧型含む)は国内で約20万台、米国では約14万台に達している。


MOET☆マークとうとう、マスコミ沙汰になりました。
米国,中国,ヨーロッパでのアクセル不具合問題を含め、トヨタ自動車の信頼性に"赤信号"が点ってしまいました。トヨタ、危うしげっそり

(追記4) 2010年02月04日(木)

耳【毎日JP/柳原美砂子、米川直己】
トヨタ:国に報告「先月改善」 新型プリウス、ABSを修正

 トヨタ自動車が09年に発売した新型プリウスで、ブレーキが一時的に利きにくいとの苦情が日米当局などに多数寄せられている問題について、トヨタは3日、1月以降に生産した車では改善措置を施したことを明らかにした。

 3日、トヨタの佐々木真一副社長が、東京都内で直嶋正行経済産業相、前原誠司国土交通相と面会。直嶋経産相によると、「今年に入って製造した車は、ブレーキのシステムを調整して改善した」と報告したという。

 調整したのは、スリップしやすい路面で、ブレーキと解除を繰り返すABSのコンピューター。旧型に比べ、ブレーキが解除されている時間が若干長く、運転者に違和感を与えていたことが分かり、解除時間を短くするよう修正したという。
http://mainichi.jp/select/world/news/20100204ddm001020015000c.html
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20100204_346937.html

MOET☆マーク>1月以降に生産した車では改善措置を施したことを明らかにした。
エコ税制,補助金の追い風を受けて、トヨタ唯一の人気車という背景もあってか、
不具合の公表もせず、陰で"手直し"を行っていたトヨタの隠蔽体質には腹が立ちます。ぷっくっくな顔
何れにしても、発売したての製品には、どんな不具合が隠れているかも知れないので
ある程度(マイナーチェンジ後exclamation & question)経ってから購入したほうが良さそうですネふらふら

(追記5) 2010年02月04日(木)

耳時事ドットコム 2010年02月04日12:22
プリウス、1月も圧倒的首位=ブレーキ問題で先行き不透明感も
 
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が4日発表した1月の車名別新車販売ランキングによると、トヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」が2万2306台で、8カ月連続首位となった。エコカー減税を追い風に好調な売れ行きが続き、納車までは約5カ月待ちの状態だが、ブレーキ性能への苦情問題が、今後のユーザー心理に影響を与える可能性もある。
 2位はスズキの軽自動車「ワゴンR」の1万4620台、3位はホンダの小型車「フィット」の1万3058台。燃費性能の良さを売りにする車が上位を占めた。ホンダのHV「インサイト」は、スポーツタイプHV「CR−Z」発売を2月に控えている影響で、12月の1万1967台(3位)から3430台に減りランク外に去った。
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2010020400384

MOET☆マーク本日、福岡トヨタ自動車(株)柳川営業所 営業担当者のS係長から、
新型プリウスのブレーキ不具合について、現象が発生したか否かの問い合わせがありましたので、(前述した通り)"ブレーキ抜け"の現象が発生した旨、報告しました。
本社からコンピュータの修正プログラムが到着次第、連絡を入れるとの事でした。

(追記6) 2010年02月05日(金)

耳asahi.com 2010年2月5日1時21分
米、最新のプリウスを本格調査 ブレーキの苦情124件

 【ワシントン=尾形聡彦】トヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」のブレーキの利き具合に対する苦情が米国で相次いでいる問題で、米運輸省高速道路交通安全局は4日、本格的な調査を開始したと発表した。過去には、本格調査で新事実が明らかになるなどし、リコールにつながった例も多いという。

 同局はこれまで予備的調査を実施していたが、これを本格調査に発展させる。対象は最新のプリウス。ブレーキの不具合による苦情が124件に上った。同局は、過去3年間の本格調査が、524件のリコールにつながったと強調。現在は40件の調査案件を抱えており、今回のケースも含め、3件がトヨタ関連という。トヨタの米国法人は本格調査に対し「全面的に協力する」(広報)としている。

 また、ラフッド米運輸長官は、3日夜にトヨタの豊田章男社長と電話会談したことも明らかにした。豊田氏は長官に、トヨタの安全性に対する米国内の懸念を深刻に受け止めていることや、安全対策を会社の最重要課題にしていることを、確認したという。
http://www.asahi.com/international/update/0205/TKY201002040511.html

耳ANNニュース 2010年02月05日 11:21
トヨタが新型プリウスのリコール検討、近く結論へ

 人気エコカーの新型プリウスのブレーキ問題で、トヨタ自動車は、販売された車を無料で回収して修理するリコールなどの実施を検討していて、近く結論を出す見通しです。
 リコールが実施された場合、日本とアメリカで30万台近くが対象となる見込みです。相次ぐ苦情の原因とされるABS=アンチロック・ブレーキ・システムを制御するソフトの修正を行います。トヨタは「まだ決定していない」としていますが、国土交通省や米運輸省と調整し、近く結論を出す方針です。また、プリウスと類似したブレーキシステムを採用している「SAI(サイ)」などほかのハイブリッド車についてもリコールを実施するかどうかの検討に入っていて、プリウスと同時に実施する可能性もあります。


http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/index6.html?now=20100205153504

耳TBS NEWS 2010年02月05日 22:54
トヨタ社長が会見、具体策示さず

 新型プリウスのブレーキ問題などで揺れるトヨタ自動車の豊田章男社長が5日夜、一連の問題が発生して以来、初めて記者会見を行いました。

 5日午後9時、緊急の記者会見に臨んだ豊田社長。
 「このたびは複数の地域、複数のモデルでリコールが発生し、多くのお客さまに大変なご迷惑とご心配をおかけしましたことを心からおわび申し上げます。今後の対応につきましては、決まりしだい順次ご報告させていただきます」(トヨタ・豊田章男社長)

 日米で苦情が相次いでいる新型プリウスのブレーキ問題。「リコール」に踏み切るのか、「自主改修」か。注目を集めた対応策は「決まりしだい報告する」と述べただけで具体策は示しませんでした。

 5日夜、急きょ会見を開いた理由については・・・。

 「私の車は大丈夫かと不安に思われている方が、この週末を過ごされることは大変申し訳ない」(トヨタ・豊田章男社長)

 また、外国人記者から世界に対するメッセージを英語で話すよう求められる場面もありました。

 「Please believe me(私を信じてください)」(トヨタ・豊田章男社長)
Q. Should you have acted more quickly?(もっと早く行動すべきだったのでは?)
 「I’ll do MY BEST(最善を尽くします)」(トヨタ・豊田章男社長)

 「もう一度、お客様第一とは何かを一体となって考え、少しでも早くお客様の信頼を回復できるよう努力してまいります」(トヨタ・豊田章男社長)

 「お客様第一」を何度も繰り返した豊田社長。しかし、トラブルが相次いだ理由や「問題を隠そうという意識がなかったのか?」という質問には最後まで答えませんでした。








(追記7) 2010年02月07日(日)

MOET☆マーク今回の"ブレーキ抜け"騒動ですが、10型,20型,そして現行30型プリウスと、3世代のプリウスを乗り継いできた私にとって、これはハイブリッド車特有の"カックンブレーキ"を廃し、普通の自動車のブレーキ・フィールに近づけた結果起こった副作用ではないかと‥そんな「臭い」がしていました。そこで「プリウス」,「ブレーキ抜け」,「カックンブレーキ」でGoogle検索してみると、私と同様な(より具体的な)考えを述べておられる方のブログに辿り着きました。

>話題のブレーキ抜けですが、これはハイブリッド車の宿命というべき欠点です。
>減速時、フットブレーキと回生ブレーキが併用されている状態です。
>エンブレよりも若干効きがいい。いわば、モーターアシストブレーキです。
>そのため、ドライバーは意識せずに軽くしかフットブレーキをかけていないのです。
>しかし、モーターによる減速は止まる寸前にキュッと強く総動力が効いてしまいます。
>だからそのまま回生ブレーキを効かせ続けると停止時にカックンブレーキになってしまうのです。
>これを防ぐために、停止寸前に回生ブレーキを抜かなくてはいけません。
>当然ブレーキアシストがなくなるわけですから、最後の最後に制動力が不足します。
>だから回生ブレーキを抜くと同時にフットブレーキの油圧アシストを強くして自然な制動フィールにしなければいけません。
>ここのところの制御は非常に難しいようで、各社苦労したらしい。
>その甲斐あってプリウスは上手に制御し、熟成させていました。
>停止寸前、極低速で柔らかくブレーキを踏んでいると、やはり回生ブレーキが抜ける瞬間があって、スッと思うより車が前に行く感じがあります。
>しかしそれは本当に気を付けてないとわからないレベルですから、なんにも考えずに運転していれば気づかないでしょうね。
>今話題のトラブルは、この制御がABS作動時や氷雪路面などでうまく効かないことがあるようです。
>つまり故障ではない。あくまで感覚的な問題と会社が説明するのはその意味で正しく、制御プログラムを改変すれば済む話ではあります。
>ただ、そこまで精密な制御が必要なほど、ハイブリッドというシステムは難しい。>エンジンはアクセルでコントロールするとして、モーターの制御はすべてプログラミングしなければならないのですから。
http://japantourist.blog123.fc2.com/blog-entry-765.html

mixiでも同じ考えの方がおられました。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1406262699&owner_id=4094657

MOET☆マーク"カックンブレーキ"をとるか、"ブレーキ抜け"をとるか、二者択一を迫られたら、
私は"カックンブレーキ"をとるでしょう。
私の経験では、少なくとも20型(初期型)までは、"ブレーキ抜け"現象を体験した事は無かったのですから‥。

(追記8) 2010年02月08日(月)
耳KUNISAWA.NET 2010年02月07日
 プリウスのブレーキ抜けの件、2月7日の夜に新しい情報が出てきました。トヨタから全く技術的な発表ないため、パズルを解くように原因を追及しているのだけれど、これで”ほぼ”全容を解明できたと思う。結論から書くと、なかなか微妙です。やがて公表される内容だろうから客観的に紹介しておきたい。

リコールになるだろうと言われている現行プリウスとSAI、HS250hに使われているブレーキシステムは、これまでのプリウスと若干違う。先代プリウスは解りやすく言えばコストの掛かったブレーキシステムを採用しており、ABS稼働で回生が終了するや、直ちにバルブ開いて油圧を掛けに行けた。

しかし新型プリウスは簡略化のためペダル踏力を利用するブレーキシステムを採用している。したがってペダル踏力を掛けてやらないと、油圧が素早く立ち上がらない。このあたりの状況を横山常務は「ペダルを動かさないとブレーキ立ち上がらない」とか「踏み増してやれば利く」と表現しているのだろう。

改良型の制御コンピューターの内容がどうなっているのか全く解らないけれど、最初から油圧を掛けに行く制御に変更しない限り、解決策にはならないと思う。そうなると回生の効率が悪化するだろうから、10・15モード燃費も変更しなければならぬ。もし制御コンピューターを書き換えても症状出たら、もはや「クセ」だと諦めるしかない。

通常の油圧ブレーキをアキュームレーター付きのブレーキに変更することなど出来ませんから。こういった事情あって煮え切らない記者会見になったのだろう。いずれにしろ改良型コンピューターを試してみなければ結論は出せない。(国沢光宏氏談)
http://kunisawa.txt-nifty.com/kuni/2010/02/post-6f44.html


>先代プリウスは解りやすく言えばコストの掛かったブレーキシステムを採用しており、
>ABS稼働で回生が終了するや、直ちにバルブ開いて油圧を掛けに行けた。
>しかし新型プリウスは簡略化のためペダル踏力を利用するブレーキシステムを採用している。
>したがってペダル踏力を掛けてやらないと、油圧が素早く立ち上がらない。

>最初から油圧を掛けに行く制御に変更しない限り、解決策にはならないと思う。
>そうなると回生の効率が悪化するだろうから、
>10・15モード燃費も変更しなければならぬ。
MOET☆マーク30型プリウスの"バーゲン価格"は、単にインサイト対策の為ではなく、トヨタ流コストカッターの成果だと言うことが、国沢氏の説明で見えてきました。
一度形作られたモノの手直し(アチラを直せば、コチラが駄目だとか。)‥
中々難しいと思います。
『間違いだらけのエコカー選び』(徳大寺有恒・著)改訂版には、間違いなくこの件が
掲載されると思います。

(追記9) 2010年02月09日(火)
耳KUNISAWA.NET 2010年02月09日

フジTV系列の『特ダネ』という朝の番組でプリウスのブレーキ抜けを起こさせてみようということになった。すでにブレーキ抜けの概要は判明しているので、条件を合わせればよいだけ。ビニールシートを敷き、その上にシャンプーを撒いてアイスバーン程度のミューを持つ路面を作ってもらった。

35km/hで進入し、回生制動だけ掛かる程度のブレーキングをしたら、見事に抜けました。0,5秒とか1秒とかでなく、ブレーキペダルを動かさない限り、ブレーキ圧は高まらない。いつまでも空走してしまうということです。しかも運転の上手な人がアイスバーンで踏む程度のブレーキの強さである。こら気になるだろう。

ただ踏み増せば効くことも確認出来た。おそらくリコール対応の制御コンピューターは、初期から油圧系統も稼働させるようにしているハズ。トヨタ側からの情報が全くないので不明ながら、回生制動の効率低下により、実用燃費落ちる可能性大。私は燃費優先だし雪道も走らない。しばらく従来通りの制御コンピューターのまま乗ります。
ちなみに今回のプリウス騒動、一つだけ自分的に満足していることがある。昨年7月に千葉県で発生した多重追突事故は今回の件と無関係であることをキッチリ訴求出来たというもの。今回、NHKとTV東京を除く全てのキー局から状況の問い合わせが来た。その際、時間を掛け、先方に納得頂けるまで事象を説明しました。

残念ながら2月3日時点のニュースや報道では7月の追突事故も並列に扱われてしまったけれど、各局の担当の方に理解してもらえたのだろう。やがてNHK以外(TV東京は確認してません)、7月の事故を報道しなくなった。「間違った情報を流さないこと」がメディアの使命。プリウスについての報道はかつてないほど的確だと思います。
それにしてもトヨタから情報は全く出てこない。機能を全うしていない部門あるのだろう。このあたりがトヨタバッシングの根っこにあります。一生懸命仕事しているエンジニアはさぞ無念に感じている違いない。(国沢光宏氏談)
http://kunisawa.txt-nifty.com/kuni/2010/02/post-de33.html

猫 https://open.mixi.jp/user/6292339/diary/1410513055 へ続きます。走る人
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