「プロメア」

https://promare-movie.com/

「一本気な馬鹿は、見ていて気持ちが良い」というのが、まとめとなります。
実際に大災害が起きていた事をリアルに描きすぎると、物事が暗くなりすぎるので「大まか」に現実と同様な部分とＳＦ的な非現実を表現しようとしています。
映像的にはトゥーンアニメ的で、人物のトレス線は黒単色でなくカラーで表現されています。
背景と人物が混じり、少し観ずらく感じる部分もあります。動きもスピードが速く何が起こっているかわかりずらくも感じます。

とはいえ、お話とキャラ立ちがしっかりしています。主人公が分かりやすいので、お話に不安が感じにくくなっています。これはテレビシリーズでやれれば、じっくりと見せられてファンもついたのではないでしょうか。

感想として「思ったより面白かった」です。期待してなかったし、作り手の「こういうものを作りたい」というのが大きく出ていて、観客を置いてけぼりにするのではと不安もありましたが、万人がみても悪くないと思いました。

「まぁ、一度観てみては」という感じの作品でした。