「ザ・バニシング -消失-」

http://www.thevanishing-movie.com/

１９８８年代の古い作品のようですね。しかし、日本での劇場公開は初という作品。９３年にはハリウッドリメイクもされたとの事です。作風が古いので、今時分の作品に観慣れていると「あんまり怖くない」と感じるのではないでしょうか。

当時のシステムから、失踪事件の捜査もそれなりでしょうし科学的操作なんて未来の事です。主人公も半信半疑で恋人を探すしかなく、掴んだ手掛かりは藁をも掴むよう。しかし主人公は、もうちょっと頭を使うべきではないかと思いました。何回もあった犯人との待ち合わせの手紙に「俺を見張っているような人物がいないか、見ていてくれ」って恋人に言って協力してもらえば良かったのに。とか、初めから飲み物に異物が入っているって宣言されているんだから、飲んだ振りする隙はあったよねぇ。それであれでは仕方ない。

最後は映画「リミット」そのものでした。自分的にはこっちが先でしたから、「なるほど、これでゲームオーバーなのね」という感じ。楽しい作品ではありません。残酷な作品ですし、こういう事はあってもおかしくはない作品。また、この作品として、ぜひとも犯人は捕まってほしいと思う作品でした。

ＢＡＤ　ＥＮＤ