例によって、甥っ子が虐められた。
本屋で漫画を買い漁っていると、義妹より電話がかかってきた。
ともかくパニック状態のようで、よく分からない日本語で捲し立てている。
ひとまず、家に帰る事にし、そこから現場に急行する。
虐めっ子を駄菓子屋さんの前で義妹が引き止めていたようだ。
幸いにして、ある6年生1人がそれを見咎めて虐めを止めてくれた。
(ある1年生1人も助けるのを手伝ってくれたようだ。)
虐めっ子は甥っ子に対しては初犯で同じ小学校3年生の男子3人組だ。
棒で叩かれて、頭から水をかけられた。
棒によるダメージは軽微なるも、服はビチョビチョになってしまった。
(現場に急行する前に甥っ子には途中で会った。服を着替えるように指示した。)
ひとまず、虐めた子の名前と所属(学校と学年。)を聴取した。
次に虐めはいけないので、しないで欲しいと伝えた。
その間中、義妹は怒り狂っている。
親に会わせろだの学校に言うだの警察を呼ぶだの叫んでいる。
私は義妹を制止した。
わたしも怒りを感じてはいる。
ただ、その怒りに任せて、彼らを叱る事が正しい判断なのか?
それは違う。
大切なのは再発防止だ。
彼らには、今後虐めをしないように伝えた。
そして、彼らは分かったと言って、私に謝罪した。
(甥っ子に謝罪すべきところではあるが、本人は服を着替えに帰って此処には居ない。)
彼らのお父さんとお母さんに、この事を各々の口から伝える様に付け加えた。
周りにギャラリー(近所の子供やおじさんや店主。)が居たので、
虐めっ子を含め、駄菓子を買ってやってみんなに配った。
(さすがに虐めっ子はいらないと拒否した。)
学校にも警察にも虐めっ子の親にも言わない(直接的には。)形で終わらせた。
その後、学校から電話が来た。(義妹が話をした。)
近所の人が学校に通報したらしく、虐めがあったか確認してきた。
それは事実である事を伝えると、学校で虐めっ子と甥っ子と先生とで話をする旨、伝えられた。
今後の対処は、また繰り返されるようであれば、
二段階目で学校に言う。
三段階目で警察に被害届を出す。
所詮は子供の喧嘩。(一方的にやられたけど。)
子供なればこそ、過ちがあって当然。
それを的確に是正していくのが大人の役割だ。
それには学校や相手の親の協力や理解が必要だ。
焦土作戦は最後にやるものだ。
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