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2020年07月03日05:50
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クルマ0226 本気を出したら(FORD GT40)
1960年代に入ると、フランスのサルテ・サーキットで行われるル・マン24時間耐久レースはフェラーリの独壇場になりました。1959年こそアストンマーチンがDBR1で優勝しましたが、フェラーリは翌1960年から1965年まで勝ち続けたのです。世界最高峰のレースがフェラーリのパフォーマンスお披露目の場となっていて、観戦者にとって「今年もフェラーリか｣という状況はおもしろくなかったに違いありません。
アメリカのNo.2であるフォードでは「宣伝効果は絶大。GM(ジェネラル・モータース)に追いつくために常勝フェラーリを買収してしまえ｣となりました。フェラーリが3連覇した1962年のことです。
提示した1000万ドル(1962年当時では相当な額です)で交渉がまとまらなかったことに業を煮やしたフォードが、自前のレーシング・スポーツカーを以てサーキットで打ち負かしてやろう、と本気で開発したクルマがGT40です。
1963年に完成しましたが、その年のル・マンには間に合いましたでした(フェラーリが優勝、4連覇)。この、後にマーク�気噺討个譴襪茲Δ砲覆觝能蕕�GT40は350馬力を発生するアルミニウム製V8OHV4737ccエンジンをミドシップに搭載して最高速度330km/hを謳いました。
そして万全を期して臨んだ1964年のル・マンですが、制覇することはできませんでした。翌1965年もGT40は全車リタイアしています(両年ともフェラーリが勝利し1960年から6連覇)。
しかし、続く1966年はフォードが遂に牙を剥きます。レース活動を遂行するのがFord Advanced Vehcles社からShelby American社に変更され、この年はシェルビー・チューンのV8OHV6997ccエンジン(425馬力)を搭載したGT40マーク��8台体制でル・マンに乗り込みました。そして総合1〜3位をもぎ取り、フェラーリ時代に終焉をもたらしたのです。なお優勝はゼッケン2のBruce McLaren(ブルース・マクラーレン)、Chris Amon(クリス・エイモン)組でした。
翌1967年は530馬力に強化されたエンジンを搭載したマーク��(マーク�靴六堡慮�道用、後述)で総合優勝し、さらにフォードが撤退した1968・69年もプライベーターによって引き続き優勝して4連覇を達成、溜飲を下げたのでした。
GT40はホイールベース2430mm・全長4293mmと意外に小さく、車重も900kgに抑えられていました。車高は1016mmで、GT40の「40｣が意味する40インチです。かなり低いのでヘルメットをかぶっていると乗降しにくいことこの上ありません。ですのでドアの上部はルーフに大きく食い込んでいます。
サイドシルも幅50cmほどありそうで、跨ぐのは一苦労だったでしょうね。
1963〜69年に107台生産されたGT40のうち、31台が公道走行用に受注ベースで作られたマーク�靴任后�
レース仕様との相違点は、ホイールがマグネシウム製ではなくワイヤーホイールであること、丸型ヘッドランプを採用していることなどです。稀にオークションに出品されますが、1億円以下で落札されることはありません。
生産台数か僅かで今も人気が高いGT40、フォードは復刻版を生産しています。
1968・69年に2年連続でル・マンに優勝したシャシー番号P1075を忠実に再現した車輌で、"tribute edition"と"toolroom copy"の2種類がル・マン連覇から50年となる2019年に50台限定で生産・販売されました。
前者は現代のフォードV8を搭載しエアコンを備えた公道仕様ですが、外観はP1075と見分けがつかないそうです。価格は£185,000。
後者はエンジンまで当時のモノを忠実に再現したより高度な復刻版で、£285,000！
これらは、オリジナルを生産したメーカーによる正式なレプリカです。「レプリカ｣と言うと、日本では「どこかの好き者が作った贋作・偽物｣というあまり良くない印象がありますが、欧米では「オリジナルでレースを行ったメーカーが一般市販用にデチューンして少数生産・販売したクルマ｣という意味で、好印象です。GT40の場合、市販用として1963〜69年に31台売られたマーク�靴皀譽廛螢�と言えるかもしれません。
アメリカのNo.2であるフォードでは「宣伝効果は絶大。GM(ジェネラル・モータース)に追いつくために常勝フェラーリを買収してしまえ｣となりました。フェラーリが3連覇した1962年のことです。
提示した1000万ドル(1962年当時では相当な額です)で交渉がまとまらなかったことに業を煮やしたフォードが、自前のレーシング・スポーツカーを以てサーキットで打ち負かしてやろう、と本気で開発したクルマがGT40です。
1963年に完成しましたが、その年のル・マンには間に合いましたでした(フェラーリが優勝、4連覇)。この、後にマーク�気噺討个譴襪茲Δ砲覆觝能蕕�GT40は350馬力を発生するアルミニウム製V8OHV4737ccエンジンをミドシップに搭載して最高速度330km/hを謳いました。
そして万全を期して臨んだ1964年のル・マンですが、制覇することはできませんでした。翌1965年もGT40は全車リタイアしています(両年ともフェラーリが勝利し1960年から6連覇)。
しかし、続く1966年はフォードが遂に牙を剥きます。レース活動を遂行するのがFord Advanced Vehcles社からShelby American社に変更され、この年はシェルビー・チューンのV8OHV6997ccエンジン(425馬力)を搭載したGT40マーク��8台体制でル・マンに乗り込みました。そして総合1〜3位をもぎ取り、フェラーリ時代に終焉をもたらしたのです。なお優勝はゼッケン2のBruce McLaren(ブルース・マクラーレン)、Chris Amon(クリス・エイモン)組でした。
翌1967年は530馬力に強化されたエンジンを搭載したマーク��(マーク�靴六堡慮�道用、後述)で総合優勝し、さらにフォードが撤退した1968・69年もプライベーターによって引き続き優勝して4連覇を達成、溜飲を下げたのでした。
GT40はホイールベース2430mm・全長4293mmと意外に小さく、車重も900kgに抑えられていました。車高は1016mmで、GT40の「40｣が意味する40インチです。かなり低いのでヘルメットをかぶっていると乗降しにくいことこの上ありません。ですのでドアの上部はルーフに大きく食い込んでいます。
サイドシルも幅50cmほどありそうで、跨ぐのは一苦労だったでしょうね。
1963〜69年に107台生産されたGT40のうち、31台が公道走行用に受注ベースで作られたマーク�靴任后�
レース仕様との相違点は、ホイールがマグネシウム製ではなくワイヤーホイールであること、丸型ヘッドランプを採用していることなどです。稀にオークションに出品されますが、1億円以下で落札されることはありません。
生産台数か僅かで今も人気が高いGT40、フォードは復刻版を生産しています。
1968・69年に2年連続でル・マンに優勝したシャシー番号P1075を忠実に再現した車輌で、"tribute edition"と"toolroom copy"の2種類がル・マン連覇から50年となる2019年に50台限定で生産・販売されました。
前者は現代のフォードV8を搭載しエアコンを備えた公道仕様ですが、外観はP1075と見分けがつかないそうです。価格は£185,000。
後者はエンジンまで当時のモノを忠実に再現したより高度な復刻版で、£285,000！
これらは、オリジナルを生産したメーカーによる正式なレプリカです。「レプリカ｣と言うと、日本では「どこかの好き者が作った贋作・偽物｣というあまり良くない印象がありますが、欧米では「オリジナルでレースを行ったメーカーが一般市販用にデチューンして少数生産・販売したクルマ｣という意味で、好印象です。GT40の場合、市販用として1963〜69年に31台売られたマーク�靴皀譽廛螢�と言えるかもしれません。
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