紅茶をいただく時、ちょっとオサレなカップ&ソーサーを使うとイー感じですよね。ロイヤル・ドルトンなんてお気に入りです。新品は高価ですけど、もう30年も前になりますかねぇ、イギリスの蚤の市で安価な中古品を買ったのです。その他ミントンやロイヤル・クラウン・ダービーなども買っちゃいました。1脚£5ほど、モチロン欠けやヒビなど無いものを。
「気分はイギリス紳士」ですけど、いつも疑問に思うことがあります。コーヒーカップの把っ手って何であんなに掴みにくいの?オサレですけど…それだけ。実用性は無視でんな。
それに較べてマグカップは掴みやすいです。アメリカでは小量しか入らないコーヒーカップより大きなマグカップを使います。実用性重視かつ大量摂取(アメリカのマクドナルドでコーラを注文すると量が多過ぎて飲み切れません)のアメリカ人らしい?
さて、マグカップの把っ手が「掴む」ことを前提にしている事例をご紹介しましょう。
アメリカでは「カップを持つ」を"grab the cup"と表現します(アメリカですから"cup"は"magcup"のことです)。"grab"ってモロ「掴む」じゃないですか。イギリスではフツーに"hold(持つ) the cup"または"take(手に取る) the cup"です(イギリスで"cup"と言えば"coffee cup"のことです)。
それに、イギリスではカップを持とうとして把っ手に指を入れると途端にイヤな顔をされます。露骨です。マナー違反だそうで。アメリカ(マグカップ)ではそんなことドーデモいいんですけどね。
だからと言って、ロイヤル・コペンハーゲンのような老舗のメーカーが写真のような把っ手(計量カップです。マグカップよりもさらに掴みやすいです)のコーヒーカップを売り出したら…消費者は間違いなくソッポを向くでしょうね。
ところで、イギリスではコーヒーカップからソーサーに紅茶を移していただくのですよ。特にソーサーが2枚重ねられている場合は。熱い紅茶を冷ますためですが、これメチャクチャ抵抗があります。皿から飲むんですよ、何のためのカップやねん!
ログインしてコメントを確認・投稿する