小噺0232 木に登る

数日前に酷い下痢をしました。そういえば昔、インドやパキスタンに行く度にピッピーでしたねぇ。レストランでミネラルウォーターを注文したら、それが新品であることを確認しても(ペットボトルが出てくるのですけど、空の容器に水道水を入れたモノを新品として供する悪徳レストランが多いです。栓を見ればすぐわかります)。最初からグラスに入れられている氷にやられるんです。洗面やシャワーでも(決して飲みませんが、胃にホンの僅か入るのが原因でしょうね)。

トイレで座っていると、サウジアラビアのアルコバールという地方都市でノタウチ回ったことを思い出しました。
その地の取引先のご自宅で山羊肉をご馳走になったのですが、床にビニールシートを敷いて、そこに蒸し焼きした山羊のアバラ部分をぶちまけて、床に座って手掴みで食するのです。
野菜や穀類は一切なく、山羊肉のみ。これがマァ脂っこくて。お客様が来た時に現地の人がふるまう伝統的なゴチソウ(食べ方も)ですから断るワケにもいきません。
翌日は朝からトイレに入ったまま。仕事どころではありませんでした。

そんなこんなで山羊肉には苦労させられたのですが、山羊って木に登るって知っていました？モロッコの知人から聞いた話ですけど、葉っぱを食べに木に登っちゃうそうです。なんとまぁ器用なこと！あっ、紙は食べませんよ。食べるものが無いときに仕方なく口にするかもしれませんけど。