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2019年07月23日05:47

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小噺0212 返品

フォト

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まったく季節は違いますが、今フト思い出したことが。クリスマスになると美しく着飾った麗しい女性を目にすることが多くなるアメリカですけど、NORDSTROM(ノードストローム)という老舗デパートで営業部長をしている知人が「困ったシーズンなんだよ」と頭を抱えていました。
どういうことなのか尋ねると、クリスマスが終わると返品ドレスの山に埋もれてしまい、煩雑な返金手続で普段の営業の仕事なんてソッチノケになるのだとか。
そう、消費者は無料で新作のドレスで数日間着飾るのです。クリスマスだけでなく、子供の入学式や大切なパーティーで着用するドレスも、一旦購入するもののイベントが終わればサッサと返品して払ったお金を返してもらう人々が後を絶たないそうです。袖を通していても、多少シワができていたり汚れがあったりしても返品。デパートが受け入れちゃうんです、ライバルに負けないように。「またタダで××の新作ドレスを着たわ」というワケです。

だからデパートではイベントが終わってから暫くの間は戦々恐々なんですと。当然ですが売上も下方修正しなくてはなりませんから、前出の知人は数キロ痩せるそうです。
かといってお客様(か?)に返品を断ることもできませんし、ドレスの大半は買い上げなのでメーカーに返すこともできず、デパートだけが苦しむことになるそうです。競争のためにどのデパートも我慢しているようで、悪しき風習ですね。
日本では許されないような返品がマカリ通っているアメリカの過剰(?)サービス。だからとてつもなく薄利なんです。でも分母がケタ外れに大きいからヨー儲かるワケで。
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