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2020年06月01日19:25

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郵便屋さんにまつわる話

小学生時代にブラスバンド部に所属していた。
ぼくが担当していた楽器はアルトホルンという金管楽器だった。
ホルンというと巻貝みたいな古代生物アンモナイトの楽器版と思うひとが多いでしょう。
だがしかし、アルトホルンは三葉虫みたいな形状だった。
同形状の楽器番付ならばチューバが横綱、ユーフォニュームが大関、そして我がアルトホルンは前頭筆頭みたいな感じ。なのさ。

部を仕切っているのは30歳ちょい前の女性の先生だった。
ぼくが演ってるようなアマチュアバンドでもいくつかのレパートリーがあるけど、小学生のブラスバンドでもレパートリーがあるんだ。
そして、ぼくらが新曲にチャレンジするように小学生でもチャレンジします。
ある日、先生が新曲の楽譜を配った。
譜面には「プリーズ・ミスター・ポストマン」と書いてある。
先生は当時のぼくでもちょっぴり色っぽく感じていた赤いクチビルでこう言った。
「ビートルズやカーペンターズで有名な曲よ」

その原曲がモータウンの名曲だと知ったのは黒人音楽に惹かれ始めた20代前半だった。
ポール・ウェラーはザ・フーに出会った瞬間のことを「過去から未来がやってきた!」という名ゼリフで表現している。
マーベレッツのレコードを買った俺にも「小学校時代から未来がやってきた!」瞬間だったんだ。
すべてのジグゾウパズルのうちの一部分がこうしてハマりました。

歌詞は「大好きな彼氏(もしくは彼女)のラブレターを郵便屋さん、お願いだから届けてよ」というものだ。
この歌詞がリアルに響き始めたのはインターネットが普及してオークションや通信販売で物品を購入するようになってからです。
数十年前の音楽が現実に一致した!
というよりも数十年前の音楽に、やっと自分が追いついたって感じか。
そして、今日もぼくは過去の出来事から未来を想像してるんだ。

B.G.M.「RANGSTEEN / (SAME)」
先週、郵便屋さんが待ち続けていた音源をようやく届けてくれた。
新メンバーでもまったく変わらないラングスティーンがここにいる!
サイコー!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★
THE SLICKSの次のライブです。
よろしくお願いします。

AVANTI presents
2020年6月27日(土)
開場:18:00/開演 19:00
前売:1500円/当日 2000円 (+1d 500円)
出演:Big Remark , THE SLICKS , etc

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