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2020年03月18日01:00

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魚とねこにまつわる話

国民的アニメと称されるいくつかの名作アニメーションがある。
そのうちのひとつに『サザエさん』は絶対に選ばれるであろう。
主題歌の唄いだしはみなさんご存じのとおり♪お魚くわえたドラ猫♪だ。
この部分から「ねこは魚が大好きなんだ」ということが容易にうかがい知れようというものだ。

ところがどうだい、我が家のねこ:ミックは魚にはまったく興味がないもよう。
焼き魚はおろか、生魚であるお刺身でさえもシカトする。
我が家に舞い降りてから、ずーっとそう。
ペットフード・メーカーが販売する通称:カリカリしか食べないのだ。
♪カリカリくわえたミックを追っかけて、マーチンで駆けてく陽気なジュンキチローさん♪
そんなイメージか。

近所の大手資本スーパーマーケットでは毎週火曜日になると「火曜市」と称して食品の大特売になる。
低収入にあえぐわれわれ小市民はこの日に集結する。
火曜市の存在を知らない時代、偶然お店に行った日が火曜日だった。
鮮魚コーナーにて、あまりのその安さに腰を抜かした。
腰を抜かす、と言っても胴体の腰の部分を喪失したわけではありません。
だって、ほんとにそんな状況だったら、わたしはおそらく命を落としているはず。
つまり、この投稿文さえも執筆できていなかったわけです。
なので今回、「腰を抜かした」というのは「驚愕した」という意味で使用したことをご理解いただけたかと思います。
その日、一匹九十八円のイシモチを二匹購入した。

白米を炊く。
だいこんをゴシゴシ擦ってだいこんおろしにする。
ほうれん草を茹でる。
味噌汁を作る。
ガスコンロの魚コーナーでイシモチを焼く。
さあ、今夜は焼き魚だ。

にゃあという声と共に御大が登場した。
匂いを察知したのかテーブルに飛び上がってきた。
めずらしい光景だ。
イシモチに近づき鼻先で匂いをかぐ。
「なに? ついにその時が来たか」と中村家に緊張が走った。
緊張が走った,と言っても好記録続出の某社厚底シューズを装着していたわけではありません。
だって、緊張することをじっくり楽しめることこそ、本当の余裕だと思うんだけど。
現場でのミスを「緊張で頭ん中がまっしろになっちゃったもんで」なんて、まったくもって都合のいい言い訳だぜ。

あれ? 緊張について必死に執筆してたら、肝心のミックがイシモチを食べたのかどうかを見逃してしまった。
もうあいつはあっちに行って毛づくろいを始めてる。
残念、実に残念だ。
わたしが所有する国語辞典の【ねこ】項目には「犬が忠実だとされるのに対し、魔性のものともいわれウンヌンカンヌン」と記されている。
魔性であり忠実でもある我が家のミックについて、またいつか報告できる日がくることを祈りながら今日は筆をおきます。

B.G.M.「EDDIE& THE HOT RODS/FISH‘N’CHIPS」
イギリスの名物料理、フィッシュ&チップスをタイトルにしているホットロッズのアルバム。
日本国内のお店でこの料理を見かけると必ず注文してしまうぼくがいます。
出てきた料理を見て、チップスがポテトチップスだったら、もうアウトですね(笑)。
ニッポンで言うところのフライドポテトのことをイギリス本国ではチップスって言うみたい。

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