mixiユーザー(id:975494)

2020年11月29日11:07

91 view

躍動

 相変わらずプレイしているリユニだけど、シナリオが一気に進んだナァ……だけど。
 反抗期気味の15歳娘の前に、15年前のコスプレして、更に娘にもコスプレさせる母親の絵図ってのは一体、ドーいう事なのだろうネ??
 まぁ、多分結構ノリノリなのダローけど、しかし以前にロビンコスプレを見つけるジョーを見てみたいという事を書いたが、まさか、母親から直接託されるとは思わなかった。
 ……予想の斜め下かも知れんが、一応は驚いた。
 あと、今回の最新話……新章になって変なピエロなオバサンが出てきたと思っていたら、そういう正体になるのかね??
 通してのシナリオを見せられたら結構、混乱しそうな展開だけど……そうなると、予言に出てくる8人の信憑性とかどうなるンだろう。
 テルミみたいにマトモな人格に別人格が憑依しているのか、それともモトモトそうだったのか……って事なのかね??

 それから先日から読んでいる「近代日本の国体論」である。
 未だ読了に至らないが、想像通りのシッカリとした学術本であり、読み応えも説得力もあって、とても面白い。
 勿論、この辺りの近代日本を対象とした社会思想史について、興味を持って調べた事が無かったので無知蒙昧は仕方なく、文章そのものを批判する能力が無いので自分の飲み込める範囲で咀嚼することとして読み進めている。
 なので読了にいつもの倍くらいの時間がかかっている。

 取り敢えず現状として、明治政府は建国の大義、正当性に「記・紀」の神話を利用して天皇にその権限を集中させた上で、その運用は政府が行う、という構造を造り挙げた。
 しかし日露、第一次世界大戦を過ぎ、大正デモクラシーを迎える頃には世界の新思想が流入、そもそもこの時期の思想は共産主義を始めとして百家争鳴状態にあった。
 当時は国政選挙も既に始まっており、その中で自由主義や共産主義等を題材に、国内に於いても新思想による様々な批判が起こるようになっていた。
 しかし当時の政府は、それらの批判に対して説得力のある回答を明示できない結果、建国の大義が揺らいだモノと受け止め危機感を覚えた国家主義者が様々な解釈・主張を始めた……という感じかな。
 確かにこの時期で最も有名な(と思う)国家社会主義のグループである猶存社が結成されているし、左翼思想以外にも科学的な政治、歴史思想に対する防衛、対抗、反撃の趣旨があったのだと考えられる。

 それで私が必要としているのは、226事件に於ける影響である。
 この本では社会の大きな変動を読み取ることができ、これらは確実に当時の軍人たちを懊悩させた筈であり、天皇や国家を保証する神話に対する攻撃を、自らを含めた日本国に対する反逆と解釈することだって可能であったと思われる。
 僕は、当時の若手士官に限らず、当時の多くの軍人がナニを恐れナニに急き立てられていたか、疑問に思う時があったのだが、当時の思想潮流は、僕が思っていた以上にダイナミックな躍動を見せていたのかも知れないと思い直す事ができている。

 現在は第三章で戦中から戦後に向かっているので、私が最も重要視する箇所は過ぎているが、こちらからは現在に繋がるテーマでもある事を鑑みるに、矢張り疎かにはできない記述になっていると思う。
 まぁ、休みを利用して、更にもう一冊も読んでいきたい。
0 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する