毎年恒例、2019年の総括でございます。
まず音楽活動についてから。
今年は何と言っても講演に明け暮れたというか、講演以外の活動を何もしていないというか(笑)そういう年でした。
本数自体も多かった(例年の約1.5倍)のですが、全編ギターなしの演目を行ったり、課題曲を提示されてそれを短期間にムチャな(笑)アレンジで行ったり、ここへ来て今までやった事のない試みにチャレンジできる機会が沢山ありました。
そういう意味では、今年は非常に良いご縁に恵まれた1年とも言えます。そういう企画を振って頂いたからこそ、新しい領域に踏み込むことが出来たのですから。
改めて、参加いただいた聴講生の諸君、共演の先生方、講演のオファーを下さった皆様、会場の関係者の皆様に謹んで感謝いたします。
ありがとうございました。
昨年末に発表したアルバム「Quiet Life」
https://www.facebook.com/Tarjeeling-5th-Album-Quiet-Life-1052675301573610/ もお陰様で非常に好評を持って受け止められました。ありがとうございます。
自分でも(珍しく)「良い仕事が出来た」と素直に思える作品でしたので、本年の講演は本作のプロモーションとしての側面をかなり強調いたしました。
概ね成功したと思っておりますが、ただそのために本作絡み以外の事があまりできなかったのも事実。
特に新曲・新トラックの進展がいつになく進まなかった(曲自体は書いていますが、例年に比べたら非常に少ない作数でした)。
ここは来年からの課題としたいですね。個人的には前作「Daily Colony News」からの流れがここで一旦完結したように思えるので、次の方向性を考えてみたい。
プライヴェイトで何よりも大きかったのは、10月に20年共に暮らした猫のグミを亡くした事でした。
その影響もあって、11月から2か月間活休を取りました。
グミは私を「猫者(心の中に刺青のように猫が宿っている者の事を指す、私の造語)」にしてくれた猫でしたので、悲しみや喪失感とは別に、一言では言い表せない感慨がこの2ヶ月胸を去来しました。
勿論まだまだ我が家には猫がいます(劫とジン)ので「猫者」である事自体はこれからも何も変わらないのですが、「猫と生きる事」がここへ来て一つ大きなコーナーを回った感はありました。
twitter
https://twitter.com/TAGAHILLRECORDS では相変わらず朝ドラ(「まんぷく」「なつぞら」「スカーレット」)話と、それに加えて今年は大河ドラマ「いだてん」にどハマりしていたのでその話ばかりしていたような気がします(笑)。
ここではもう繰り返しませんが(繰り返したらえらい分量になってしまう;笑)、非常に楽しかった反面、感想詳述に余りにのめり込んでいたため脳の回転が追い付かなくなる事もしばしば。
まあ来年の4月からは朝ドラも土曜日お休みになりますし、大河も恐らく次は観ないでしょうから(大河ファンの方すみません。ただ個人的に、もう戦国武将と維新の英雄話は観る気がしないのよ)、ちょっとは落ち着くのではないでしょうか。
最後に世の中について。
非っっっ常に遅きに失した感はありますけど、昨年に比べたら希望の持てる事がいくつか出てきたのではないかと思われます。
ただ、私が暮らしている福岡市というのはその流れについては完全に黙殺を決め込んでいるように見えます。
今はこの街は中央の権力者とベッタリの関係ですので表向きは発展を謳歌しているように見えますが、来年以降はそれが陰りを見せる事になるだろうと予測します。
個人的には陰りを見せるどころかガタガタに崩れてほしい気もしますが(笑)、ただ急激な凋落がもし起こればそれは間違いなく弱いものへのしわ寄せとなる。
そうならないために何が出来るかを、心ある者は考えておかなければならないように思います。
それでは。
今年1年間の私の諸活動にご関心とご支援を頂きました事、謹んで感謝いたします。
2020年は時代のターニングポイントとなるかもしれませんが、お互いまず何とか生き延び、そして本質的な意味で「楽しい場所」に今ここをしていきましょう。
それでは皆様佳いお年を!!!
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