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2021年01月12日21:56

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音羽山コース番外編（正規の幻住庵経由のルート）

本日は家を出るのが遅くなってしまったので、偶にはバイクで東海自然歩道を辿って見るのも面白いのではないかと考えて、西笠取コースの起点である石山寺にやって来たのですが、それと言うのも「東海自然歩道　日帰りハイキング」には、「コースの大部分が舗装された林道である」と書かれていたからでした。しかしいざ辿り始めて見ると、岩間寺で直ぐに行き詰まってしまったので、予定を変更したという次第です。

㊧　音羽山コース（千頭岳経由）と西笠取コースの分岐点
㊨　ここで音羽山コースは幻住庵経由と千頭岳経由の二つのルートがある事が判明

音羽山コース（ロードバイクで東海自然歩道　part11）
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1976811543&owner_id=9724239

昨年の9月3日に音羽山コースを辿った時の事、「東海自然歩道　日帰りハイキング」に記載されている通り、幻住庵経由で石山寺に向かっていた積りが、何故だか南回りルートの西笠取コースに出てしまって、それを辿って石山寺に行き着いたのでした。この時には或いはルート変更でもされたのだろうかと思っていたのですが、本日現地へと赴いて、東海自然歩道の標識に描かれたルートを確認して見た所、漸く幻住庵経由のルートの他にも千頭岳経由のルートが存在する事に気付かされたのでした。この千頭岳経由のルートは先の本には全く記載されていないのですが、いつ頃に設定されたのでしょうか？それとここで気になったのは、何処でルートを間違えたのかという事だったので、改めて石山寺から千住庵経由のルートをパノラマ台まで辿って見ようと思い立ったのでした。

㊧　石山寺に隼を駐車して音羽山コース（幻住庵経由）を歩き始める。最初の曲がり角
㊨　石山高等学校の校内にある東海自然歩道の標識

㊧　松尾芭蕉が仮寓した幻住庵
㊨　ここから山道に入る

㊧　西山路傍休憩地
㊨　丸太組みの階段が続く。これを登り切った稜線上に幻住庵経由と千頭岳経由の分岐点

石山寺に隼を停めて歩き出しのは14時半と遅い時間だったので、日が暮れるまでに行き着くのだろうかと少し気になっていました。この先は舗装路が延々と続くので、いつもの様に車に自転車を積んで来るべきだったと思いましたが仕方ありません。それに迷い易い市街地の中を辿って行くので、標識を見失ってしまったら時間的に無理かもとも思っていました。しかし幸いな事にこの区間には標識がしっかりと設置されてあったので、近津尾神社の境内にある幻住庵（復元された物）を訪ねるだけの気持の余裕もありました。そこから暫く歩くと舗装路脇に立つ標識に従って山道へと入って行き、途中で舗装された林道と重なった所に西山路傍休憩地があり、その先は登山道となっていました。そして丸太組みの階段の急登を上がった先に、問題の標識はありました。

㊧　音羽山方面より。稜線上の分岐点の手前の下り、並行する二本の道
㊨　前の画像の右の道を辿ると左に曲がる標識あり。左の道を辿ると素通りしてしまう

㊧　前の画像の標識で左に曲がると左の道へ。素通りしてしまった道が右の道
㊨　前の画像の左の道の先に標識。左に曲がると幻住庵経由で石山寺まで6.7km

㊧　前々の画像の右の道の先に標識。標識通りに直進すると千頭岳経由で石山寺まで9.7km。敢えて左に曲がると…
㊨　左に曲がると前々の画像の標識があり、幻住庵経由で石山寺へ。前回はこれを見落としてしまった

上に掲載している6枚の画像については、音羽山方面から辿って来た様に順番を変えています。画像に付した説明で判って頂けると思うのですが、要するに稜線上にある標識に3方向の案内を付けて頂ければそれで解決するのにという事です。そのままでも石山寺方面から辿って来た方にとっては間違い様はないのですが、音羽山方面から辿って来た方にとっては不親切ですね。確かにちゃんと確認すれば下記の違和感に気付くのですが、

一、直前の標識に表示されていた石山寺までの距離数から逆に増えている
二、千頭岳との記載がある
三、「東海自然歩道　日帰りハイキング」に掲載されている地図や、その説明書きにある通り、「千頭岳との鞍部で尾根を離れ」る事は明白である
四、太平山がどこか判らないまでも、石山寺までは9.1kmなのに、岩間寺までが6.8kmと近い表示になっているのは明らかにおかしい
五、この稜線上の標識には直接の案内はないものの、直角に交わる明白な道がある

しかしこれだけの状況証拠が揃っていても、単に標識通りに進めば良いと思っていたら、そのまま千頭岳経由のルートに誘導されてしまうという訳ですね。確かにこちらのルートを辿っても結局は石山寺に行き着くので問題はないのですが、私の場合は幻住庵ルートを辿る事を想定していたので、これは正に道迷いに他なりませんね。これがもし登山の領域であったならば、遭難にも繋がる重大事ではあります。東海自然歩道というと割と安易に捉え勝ちなのですが、やはり簡単な地図であろうともしっかりと読み熟して、自分がどの辺りを辿っているのかを認識していた方が確実に楽しめると思います。まあこれは自戒を込めて書いているのですが。

㊧　パノラマ台に立つ標識。石山寺まで7.4kmとあるのは、幻住庵経由の標示
㊨　パノラマ台から琵琶湖の眺め

検証終わり。後はアップダウンを繰り返しながら0.7km先のパノラマ台を目指します。あの時には音羽山からの眺めが余りにも素晴らしかったので、ここからの眺めは殆ど記憶にも残らなかったのですが、本日の行程を振り返りながら改めて眺め遣れば、やはり感慨深いものがありますね。さて、後は暗くなるまでに山道を下って元に戻るだけですよ。

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