【Res Arcana】 トム・レーマン 【レス・アルカナ】

トム・レーマンの名作レースフォーザギャラクシー（RFTG）は、Board Game Geek でのWeightの値（2.99）が示す通り結構なゲーマーズゲームなのですが、彼の新作であるレス・アルカナ（2.60）は、同じくTCG的なカードゲームでもアイコン化が洗練されており、遊び易くて完成度の高い傑作です。共に遣り込みが前提のゲームであり、ゲームバランスの調整を拡張に委ねている所も同じですね。主要なコンポーネントは各カードが60枚と力ある場所（両面仕様）が5枚とマジックアイテムが8枚とエッセンストークンが150個（5色各30個）となっており、細部に至る作り込みや機能的な収納等は絶品です。能力の異なるメイジカードは各自2枚が配られて1枚を選択、ドラフトによって行き渡るアーティファクトカードは各自8枚で、その内の3枚を手札にして残りは各自専用の場札となります。この少ないカードを遣り繰りして、エッセンスを集めて拡大再生産を行い、コンボ要素を上手く駆動させるのですが、勝利は数ターンで決する容赦のないものです。

カード枚数、60枚
プレイ人数、2〜4人
プレイ時間、30〜60分
対象年齢、12歳以上