本を読む、ということに偏ることを「ブッキッシュ」というのだが、
僕は昔から、大体においてブッキッシュな人間で、
中学生の頃にテレビが大嫌いになり、それ以来まったく・・・・に近いほどテレビは見ていないのだが、
それの延長線上で、映画にも、あまり興味は なかった。
ところがところが、高校で一緒にバンドを組んだことがきっかけで友達になった
佐治という人が、大の映画好きで、
彼に連れられて僕は、いろいろ、沢山の映画を観た。
昨日書いた「ブルースブラザーズ」も、一番初めは 佐治と、彼の部屋で、ヴィデオで観たのだったと思う。
って言うか「観てないんなら、観ろ!すごいねん!」と、言われた気がする。
その後・・・・「ストレンジャーザンパラダイス」も、「地獄の黙示録」も、「スターウォーズ・エピソード1」も、
「フルメタルジャケット」も、「ディアハンター」も、「ホテルニューハンプシャー」も、
佐治と二人で(映画公開時に)映画館で観た。
もっといっぱい行ってるのだが、映画のタイトルを思い出せない。
二人で、大阪の部屋でヴィデオで観た映画はもっともっとたくさんある。
佐治は大阪芸大の映画学科に入学したのだが、
彼の進級製作の16ミリ短編映画は何と、僕が主役に抜擢された。監督が佐治だ。
どこかにその16ミリ映画のヴィデオが残っているはず(フィルムは多分もう、ない)。
映画に興味なかったはずの僕が、色々な、素晴らしい映画を観まくって、しまいには
16ミリとはいえ、映画に出演するところまで「彼」に、引っ張られてしまった。
今思い返してみても本当に・・・・・・・・・・・・心から楽しかった。
「彼」には今でも、感謝している。
そういう、「彼」との、”映画をめぐる旅”・・・・・も、
もとは、と言えば「ブルースブラザーズ」から始まっているのだ。
すごいなあ。
そういえば、ランブルフィッシュの前身バンド、「ネクスカ」の初期に、
「エヴリバディ・ニーズ・サムバディ」のブルースブラザーズヴァージョンを
演ったのを覚えている。
すごーく奇妙なコード進行だったんだぜ。
メイン・ヴォーカルが岩佐と、佐治だった。
今思うと、それってすごい・・・・・・・・・。
写真は、「耳タコ」になるくらい聴きまくった、
映画「ブルースブラザーズ」のサントラ。
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