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2015年12月27日00:41

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蒼穹のファフナーexodus26話 書きなぐり感想

翻訳は、この気持ちが落ち着いてから再開します。


さて、みました。
もや〜っとする箇所が何個かあるが。
よくよく考えれば1期もこのくらいの感じだったな…

ていうか、バーンズさん何しに出てきたのよ感が半端ない。
バーンズさん、三間さんから「悪役じやないんで」と演技指導されたキャラなのにもろ悪役になってるよね?彼の役回りぶれてない?
バンーズ、ビリー、キース、ジョナミツの扱いがあっけなさ過ぎて人類軍側が救われなさ過ぎて凄く腑に落ちない。
モーガン兄弟悲劇過ぎるやん…。ビリーのペンダントの伏線なんだったの??
あと爆撃機の機長は同じ人?死んだんじゃ??

ビリー、キース、バーンズの前半のキャラの立て方が後半に生かせてない気がする。
ジョナミツに至っては続編への糸口としてわざと残されたような感じなんだが、全体的に人類軍の描き方が前半とずれてるのが凄く引っかかる。




いろいろあるが納得できない最大の理由は真矢関連に救いが無さすぎる、ですね。
真矢に感情移入してた身としては、何とかして救いがほしかった。

一騎は最後に総士と約束できたし割りとスッキリしてるかもしれないけど、真矢はもう、辛いばかりで。
これから示唆されている未来も茨の道で。
弟は死ぬし友達も死んでたし好きな人は人外になってるし姉も消えたし、もうどん底じゃないか。

総士…「言いたいことを言うといい」って言ってたのに!なんでだよ、お前…言ってないことあるだろ!!!!
真矢…ヘスターと心中しようとしたりビリーに撃たれようとしたり、もう生への執着手放してるし。罪の意識に打ちのめされて生きる気力喪失した状態で最後ってそんなの辛すぎるよ!


結局、一騎と総士の間には何者も入る余地はなくて、互いが互いのために生きる存在であるということは良く分かった。
最後まで真矢が孤独だったということも。

だってさ、最後美羽ちゃんが残されたけど、ラストシーンでは真矢は血まみれの己の手で美羽ちゃんを抱きしめるのをためらうんだよ。
そして逆に美羽ちゃんに抱擁されるんだよ。
それほどまでに真矢はボロボロになってんだ…
彼女はもう何かを癒す存在、育てる存在にはなれず、別の道を進むんだろう。

最終回で一番涙を流したのは織姫と芹のシーン。

芹はやはりあの三日間で現世に対する未練が薄くなってしまったような気がする。
悲しみの描写は一切無くただ輸送機に乗り込むときの穏やかな笑顔で、もうこの子のなかで何かが終わったんだろうな、とは思っていた。

そして織姫はやはり乙姫とは違う気高さがあった。
最後に「怖いよう!」と泣いた乙姫。
しかし織姫は「怖くないよ」といっていた。それは芹が言っていた言葉だ。
織姫は本当に芹を心の支えにしていた。

島の皆に望まれて生まれてきた自分自身のここにいる理由を、彼女は芹に求めていた。
自分自身がいなくなることの恐怖より、芹が消える恐怖のほうが大きかった。
自分を選んでくれた芹を眠らせたから織姫は消えることの恐怖を克服できたんだと思う。
完全に総士と一騎の関係性に類似してる。



アニメージュ3月号の冲方さんの記事読むと初期のプロット・シナリオから変えてきた部分が見えてくる。

「一騎と総士のトドメ」という点は変更なしだけど、他のキャラクターも生き抜く物語・コミュニティ同士の和解や確執という点においては、まだ道半ばだと感じる。

新天地を獲得できるか否か、というコメントがあったので、竜宮島が沈むというのは予想できたのが、古い世代の象徴である史彦が生きているのはまだ竜宮島のコミュニティから脱皮できていない印象が残る。

コミュニティの中で何の役割も持たないのが究極の不幸、と言い切っている冲方さんが最終回の現状であのキャラクター達の役割をどう振っているのかというと、振られていないキャラクターがわんさかいる気がしてならない。

その筆頭として真矢の役割がもう竜宮島にはない気がするのだ。
彼女の役割は一騎と添うことでも総士を育てることでも美羽を守ることでもない。

戦うことしかできないから、と自分で言っていたように、彼女は諸々の争いの象徴、分かり合えないことの悲しみを一手に引き受けたキャラクターだった。

1期であれほど対話を促す役割をになっておきながら、最後には手を血まみれにして地面に崩れ落ちるような存在になってしまった。

それだけの耐久性が真矢というキャラクターにはあったと思うが、このまま悲しみに満ち満ちたまま彼女の物語が終われる筈がない。
「同胞殺しと紛争調停者」というのは回覧板での初期のプロット。

結局、紛争調停にまで至らなかったたことを考えると、やはりこれからの物語に思いを巡らせずにはいられない。

そうそう、島の生き残りパイロットたちも、剣司咲良、彗里奈、零央美三香と全てペアで生き残った。しかし真矢にはパートナーがいない。

友であったカノンもアイも、恋心を寄せてくれていた暉も消えてしまった。
千鶴、美羽それから溝口くらいしか真矢を気にかける人はいなくなってしまったのがな…。

他のキャラクターは誰かに選ばれている。誰かの特別になっている。
けれど、真矢は最後まで誰の特別にもなれていない。
誰も真矢を選ばなかったのだ。

あそこまで献身的に戦いながら、彼女が最後にたどり着いたのが血染めの手と慟哭というのが悲しすぎて、言葉にならない。




いろいろ消化不良で、まさかこんな気持ちで最終回を迎えることになるとは思っていませんでした。
しかし、本当にファフナーを見ることができてよかったとそう思います。

さて、明日は皆城総士生誕祭に行ってきます!
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