蒼穹のファフナーexodus 16話 感想・考察
遅くなりましたので簡潔に気になった点だけ。
16話から島の物語に戻りました。
この時点でのアルヴィスの位置ですが、雲の描写から太平洋の赤道付近ではないかと思われます。
ベンガル湾に向かっていたはずですので、インドネシア付近ではないでしょうか。
衛星軌道上のフェストゥムに見つかってしまいますが、このフェストゥムは前回登場時は夜だったので、静止衛星より低い軌道にいるようです。
ここでオルガが退場となりました。
途中からヘルメットを取って島を見ているので、自分の最期を自覚していたのでしょう。
しかし彼女も4年程度しか島に住んでいないのですが、故郷を差し置いて「世界で一番綺麗」と言わしめるということは、彼女の知る外の世界の厳しさを感じます。
享年20歳でした。
織姫が冷たく振舞っているのが昔の総士のようですが、あえて乙姫と違うところを意識してるのかもしれません。
実質4歳児なのですから、大人たちはもう少し彼女を気遣ってあげても良いと思いますが…。
火葬場でのシーンはファフナーでは多いですね。3回目でしょうか。
鏑木母の提出したL計画は前回のものとは違う内容でしょうが、犠牲が出るのは史彦は許可できない様子。
島ではとことん人道主義が貫かれています。
続いて作業するカノンの後ろにある飴の描写ですが、ここでは一騎からもらった3個の飴には手をつけていないんですよ。
ここが伏線になるとはまったく思わなかった…!
カレンダーについては17日を最後にその先の未来がありません。17より先がない。
そしてクエスチョンマークが9箇所。これはこの先関係してくるのでしょうか…。
というか、このあと9話程度で12月まで話を進めるのでしょうね。
前半がほとんど7月中の話だったのに、後半で6ヶ月進捗させるって中々の構成です。
続いて芹と織姫の食事のシーン。
このときの織姫の演技が感情を極限まで抑えてありますね。
彼女は広登が死んだことを知っていますし、冒頭の夢からそれを悲しんでもいることをが分かります。
でも芹には伝えられない。
悲しむ前にやるべきことをやれ、と大人たちに言い放った織姫ですから、伝えたところで芹を悲しませるだけのことは言えません。
しかし彼女が酷く辛い思いをしているのはこのシーンのBGMから明白でしょう。
織姫は芹に甘えたいと心の底では思っていますから、芹にさえ悲しみを見せられない。
彼女を悲しませることを自分だけが知っている、という状況で芹に接しなければならないのは感情を押さえつけなければならなかったと思われます。
みんなそれぞれ辛い感情を抱え込んでいるこの人間関係が見事ですね。
唐突ですが、鏑木家の内装について。
昭和がモチーフの竜宮島ですが、鏑木家は今まで出た家庭の中で一番現代的だと思います。
まず、リビングがフローリング。(遠見家・羽佐間家はカーペット、真壁家・要家・小楯家・立上家・西尾家・御門家・水鏡家・日野家・将陵家は畳)
そしてシンクの中ですが、パンチ穴のステンレス製三角コーナーが置いてあるんですよ。
昭和ならプラスチック、よくてステンレスか銅のメッシュタイプですからね、パンチングのステンレス鋼板の三角コーナーなんて平成の代物ですよ。
しかも次のカットではシンクに水きりすのこが渡してあるではないですか!
これ、2000年代で普及してきたアイテムです。
それにチラッと映るキッチンには換気扇ではなくレンジフードが、システムキッチンの扉は両開きではなく引き出しタイプ。
やっぱ鏑木家は確実に現代で生活していますね。
16話で何が一番言いたかったかというと、彗が現代っ子っぽいのは鏑木家の生活環境からして現代風だからだ!ということでいた。
それが書きたかったw
次、17話です。
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