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2015年10月03日20:17

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蒼穹のファフナーexodus14話 感想・考察その1

14話見て、寝巻きにしてるTシャツのお腹のところで涙拭いてたら、世界地図みたいになってました。
アニメでしゃくりあげて泣いたの初めてだよ。
何であの子が、あの子が何したって言うんだよ…。


さて、蒼穹のファフナー2クール目が始まりました。
14話の先行上映に行きましたが、改めて情報量の多いアニメだ。
今回も長いですよ。


冒頭は夜のダッカ基地。

非情な判断をする新国連に従うダスティンを「それでも人間か!」と激怒する人道派カマル司令。
同化された仲間殺しを「軍人としての責務」とダスティンは言うけれど、1話のハワイでの作戦が彼の考え方を決定的に変えてしまったと見えます。
情けを持っていては更に仲間を殺すことになる、と。

極端な排斥主義に陥ってしまったのは、仲間をみすみす失わせた隊長としての自分の無力さを思い知らされたから。
「無力だと思わされるから敵を憎む」その典型のような人物になってしまったなぁ…。

意外だったのは弟を後方勤務に回せるほどの権限があったということ。
というかそれと引き合えに味方殺しの汚れ仕事を引き受けているのではないのか?
アルゴス小隊は新国連の直轄部隊だしなあ。
そんなことをちょと妄想。

自分が失敗した基地奪還作戦のナレインが弟を前線に引き戻していたとはなんと言う皮肉。
ダスティンの葛藤が復活、あるいは血縁さえも殺せるほどにダークサイドに堕ちてしまったか。
これからが見所ですね。

砂嵐のキャンプ地での人類パイロットのお兄さんが、短いシーンなのに人類軍と難民の関係性を適切に表現しています。
人類軍が外の世界の人たちにとっていかに心強い存在かよく分かるし、末端の軍人は必死に人間を守ってる。

そんなお兄さんもパイロットだから20代で死ぬのを受け入れてパイロットやってると思うと、人類軍非難できるわけがない。
カマルさんも言及してたけど新国連上層部が問題ありと見える。
新国連と人類軍は別の組織と認識して見直すと新たな発見があるかも。


続いてビリーとジョナミツが輸送機の重要性をこれでもかと強調。
「一機も失えない」とか、失った時の絶望感を際立たせるための布石ですね。
これから起こることの逆の事をあえて言うテクニックです。

脱線するけど、輸送機の席並びで総士と一騎が隣り合っているのにキャストからも突込みが入っていました。
窓際に総士その隣に一騎なので、たぶん総士が座ったあとナチュラルに一騎が隣に座ったのではないでしょうか。
それを見て総士と話をすることが多い溝口さんが総士の後ろに、更にそれを見て真矢が男二人を後ろから眺める形で座ったのかな。
後から弓子・美羽が後方に陣取ったのを見て広登は気遣ってその近くに、という流れ。
一騎が先に座ったら総士は一席あけるか、後方に座ったと思います。


…話を戻します。
敵意を感知して怖がる美羽ちゃんですが弓子の手はまったく動きません。
やはり今の弓子には感情は沸いてないんでしょう。

砂嵐の中敵に襲われる難民、天候のため逃げうこともままならず見ているこちらも悲鳴が出ます。
敵にやられた機体が民間人のバスを押しつぶすなど、容赦なさすぎ。なんて酷い。
そんな状況を感知して打ちひしがれるエメリー。とても12歳とは思えない責任感の強さです。
過酷な運命が年端も行かない彼女をここまで大人にしたのでしょう。

敵に情報を渡しているのは誰かという犯人宛の様相を呈してきましたが、いまだ決定的な証拠は出ず。
第一容疑者はグレゴリ型ですが、その正体はジョナミツが一番怪しいところです。
ジョナミツの「実験動物にさせたれた」との発言。パパミツは絶対その時なにかやらかしてると思います。
どんな実験をやっていたのか、その実験が上手くいかなかったから1期で真矢を迎えに来たんでしょうね。

燃料物資もギリギリ、それに総士一騎の同化抑制剤はそもそも1ヶ月分しかありません。
たぶん足りない計算では?それは人類軍や真矢たちには言ってないと思いますが、見てるほうは辛いです…。
口角上げながら何でもやるという一騎と、他に道はないからやるという消去法でそれを選ぶ総士では、だいぶ状況の受け取り方が違います。
らしいといえばらしいですが、今後の道の選択の違いにもなっていきそうです。

ここで旅の行程が1枚絵のオーバーラップで進みます。

・キャンプをレポートする広登。
・赤ん坊を抱く母親。厳しい表情です。
・水の配給を受ける家族。どことなく鏑木一家のよう。
・残骸にに登って遊ぶ子供の笑顔。子供多いですね。
・子供にカメラで映した写真を見せる真矢。それデジタルだったけ?フィルムカメラだったような…。
・夕食配給の食事に並ぶ人々。
・その夕食を作る嬉しそうな一騎。そりゃ嬉しいでしょうね。
・負傷者を手当てするオルガと弓子。弓子の知識は失われていないことがここでも分かりますね。
・機械を修理する溝口。何でもできるなぁ。
・人懐こく笑う難民の子供たち。誰の視点かな?
・さっきの水配給の家族を今度は一騎が手伝っている。子供と両手をつないでいるように見える絵にしてますね。
・ファフナーパイロットの列に並ぶ真矢。飛行型偵察ファフナーの列かな。真矢の奥の子は結晶から助かった子?
・地図をみて打ち合わせ中の総士、ジョナミツ、ビリー
・輸送機に乗り込む人々。皆で助け合っている。
・荷物にもたれかかって眠る老婆。疲労の色が濃いです。
・バスで一緒に移動する広登。子供に大人気。アイドルだもんな…。

…それを撮影する暉に女の子がお守りをあげる。お互いに笑顔が生まれる。

犠牲はあるが最小限、フェストゥムも敵意のない群れがあると明言。
戦い以外の道があることも毎度細々と示されているファフナー。
言葉が交わせれば戦いをなくせる、と希望を膨らませるジョナミツ。
理想に燃える青年が更に期待を高まらせるなんて、実に危ういですね。

戦闘シーンでの音楽のつなぎがちょっと気になりましたが仕方ないですね。
ファフナーの楽曲はオケでのホールレコーディングなので素材別でないし編集が難しいとのこと。
ジーベンをアシストした青いトローンズ・モデルはアイちゃんかな?
すっかり仲間として戦っています。
背景の星空の星座が正確らしいので、詳しい人は戦闘の時間帯が分かるのではないでしょうか。自分は無理ですが…。


疲れたので、いったん区切り。
まだまだ続くよー。

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