特別な日なんだろうか・・・

記憶力が極端に不足しているという話はよくします。外国語のスペルだとか、漢字だとか、人の名前だとか、だいたいは覚えられたとしても、正確に覚えるのがとっても苦手だと。それから数字です。年号、日付・・・苦手過ぎて、もう覚えようという気にもなりません(涙)。

そのせいでしょうか・・・女性が大好きだと言われている記念日ってものに拘ったことがありません。そもそも覚えられないんですから、拘りようもないわけです。幸い、夫は数字には強いのですが記念日には全く興味のない人なので、記念日がらみで揉めることなく、夫婦関係においてはトラブルなく穏やかに関係を築いてこられました(^^;。

そんな能力の欠落のせいか、記念日の重要性も、いまひとつ理解できません。大切な人のことは、特定の日だけではなく、ずっとずっと大切なのだし・・・わざわざ特定の日をピックアップすることは、他の日を蔑ろにしているようで、むしろ居心地が悪かったりします。ただ、まあ、日常に紛れてとか、雑事に追われてとか、気が付かないうちに相手の存在に対する感謝の気持ちを疎かにしてしまっていることがあるのは事実ですから、記念日とか○○の日というような形で、大切な人やお世話になっている人に対して、強制的に意思表示するように促されるのは、良いことかもしれません(^^)。

と、ずっと思ってきたのですが・・・

悲しい出来事に関しては、その日を忘れることなんてできないんですね。その日以外の日も、毎日毎日、365日24時間、悲しみが消えることなどありませんから・・・あらためて特定の日が特別に悼む日ということになるわけではないのですが・・・忌む日というか・・・逆に、なんとか無かったことにならないかと願う日というか・・・その日が近づくにつれ胸がどんどん苦しくなってきて・・・その日が過ぎると、また一年、生き延びようかという気分になるというか・・・心が不思議な動きをします。

ほんと、他の364日と何も変わらない一日なんですけどね。その当の日は、もちろんあまりにも特別な日です。でも、その一年後であろうと三年後であろうと七年後であろうと、日付が同じなだけの日なんて、ほんとは何の意味もないんですけどね・・・