【 たまには 〜 坊さんらしい事を言ってみよう ! 】
【 まん 】 と聞いたら 〜 誰でも万札を思ってしまう !
他にも色々と 〜 よからぬ事を想像する人もいるだろうが ?
拳骨和尚は 【 まん 】 と聞くと 〜 【 我慢 】 が出てくる。
この我慢 ! 坊さんは絶対にしてはいけない事なんですよ。
我慢が忍耐 ・ 辛抱の意味に使われだして久しい。
一体 ! 何時から ? 誰が ? 使いだしたのか ?
今となっては誰もわからない。
しかし 〜 仏典から出た言葉であることは間違いない。
その仏典とは !
【 阿毘達磨品類足論 ( あびだつまほんるいそくろん ) 第一巻の辯五事品 】
その中に七つも ・ 八つも ・ 九つも 〜 出てくる。
その中で共通するのが慢と我慢。
1.【 慢 】 自分より劣っている人に対しては自分が勝っているとうぬぼれ
同等の人には 自分と等しいと心を高ぶらせる。
2.【 過慢 】 自分と同等の人に対して自分が勝っているとし
自分以上の人は自分と同等とする。
3.【 .慢過慢 】 勝っている人を見て自分はさらに勝っていると うぬぼれる。
4.【 我慢 】 自負心が強く 自分本位。
5.【 増上慢 】 悟っていないのに悟ったと思い得ていないのに得たと思い おごり高ぶる。
6.【 卑慢 】 非常に勝れている人を見て自分は少し劣っていると思う。
7.【 邪慢 】 間違った行いをしても正しいことをしたと言い張り 徳が無いのに有ると思う。
聞いていると耳が痛いね 〜。
他に 【 八慢 】 と言うのがある。
慢 ・ 大慢 ・ 慢慢 ・ 我慢 ・ 増上慢 ・ 不如慢 ・ 邪慢 ・ 倣慢
【 倣慢 ・ ほうまん 】 が一つ増える。
我慢ばっかりを詳しく九つ並べた 【 九慢 】 がある。
【 我勝慢 】 ( がしょうまん )
【 我等慢 】 ( がとうまん )
【 我劣慢 】 ( がれつまん )
【 有勝我慢 】 ( うしょうがまん )
【 有等我慢 】 ( うとうがまん )
【 有劣我慢 】 ( うれつがまん )
【 無勝我慢 】 ( むしょうがまん )
【 無等我慢 】 ( むとうがまん )
【 無劣我慢 】 ( むれつがまん )
そして 【 我慢 】 とは
一般的に自分を押さえて耐えるという意味で使われるが
本来は自分を偉い ! と思い他人を軽んじること。
仏教では自分に執着することから 自分を高く見て他人を軽視する心が生まれる !
と考えます。
だって !
すると 〜 現代の言葉で言うと 【 自慢 】 かな ?
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