【 間違いは 〜 誰にでも 】
ある。
昔から 【 弘法も筆の誤り 】 とか 【 猿も木から落ちる 】 とか
【 上手の手から水が漏れる 】 とか 色々言われている。
でも 〜 気にすることも 気に病む事もない。
訂正し二度と過ちの無いようにしたら 〜 よいだけです。
問題は 〜 訂正の仕方。
それ見たか ! とか
それを言っちゃあ 〜 おしまいよ ! とか
鬼の首を取った ! ような事を言ったら最後 〜 です。
実は 〜 拳骨の 【 拳 】 の字を選挙の 【 挙 】 に
間違われたのです。
実際よく間違われます。
よく似た字です 〜 二つとも。
雲平先生の所為ではありません。
筆の軸に文字を彫る職人さんは別にいらっしゃるのです。
最初の注文の時には 〜 拳骨を口頭で伝えました。
この時 ! キチンと文字にして渡しておけば 〜
こんな間違いは起こりえなかった。
責任の一端は拳骨和尚にもある ・・・
そう感じた和尚さんは 〜 次回発注のときまで黙っていた。
日本初のマルチ・アーテイストの本阿弥光悦が使った筆である。
決してお安くない。
雲平先生の事だから 〜 言えば作り直してくださるのは明白。
でも 〜 それはしたくなかった。
今回発注のときに伝えた。
雲平先生 一言も言い訳されなかった。
流石である。
一ヵ月半の後に送られてきた二本の筆
それの一本に 【 謹呈 】 と書かれていた。
それだけで十分すぎる。
それと拳骨の文字 ! の気合の入った事 !
びっくりした。
乱雑には使えない ! と心底思った。
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