オーディオ機器、例えばアンプやCD(SACD)プレイヤーの電気回路の基準点(0V)は、一般的には筐体(外箱、ケース)に落としている。筐体がシールドとなりノイズ面で有利となる。筐体は金属であることが条件ではあるが・・・。
街で見かける自動販売機は、電気回路の基準点を外箱(筐体)ケースに落としていない。不特定多数の人が触れるものだから安全性を最優先させたものか?と思っている。
6-7年前のTIASでエソテリックのSACDプレイヤーの実装を見て少し驚いた。電気回路の基準点が外箱に対して浮いていた。こんな処理は自動販売機だけと思っていたから、昔の友達に会った気持ちだ。
同社の説明員に聞いたところ、米国向けは外箱に落としているが、国内向けは外箱に落としていないとのこと。米国向けは法律で落さないといけないと言っていた。
現行のエソテリック機がどうなっているかは分からないが、同社の高級プレイヤーを使っている方は、同社にこの理由(何故筐体を浮かしているか?)を確認するのが良いように思う。
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