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2019年05月04日18:40

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改元と、齋藤飛鳥

5/1の『ZERO』に、乃木坂46の齋藤飛鳥がコメンテーターとして出演していたので、さっき、録画(全録)で確認しました。

皇室のニュースに関しても、自分ならでは色を加味しながらコメントしていて、改めて、この人はコメント能力が高い人だなと感心しました。この人のコメントは、誰でも思い付くようなありきたりの内容ではなくて、普段から物事を考えていないと言えないような内容を含んでいるので、(アイドルのコメントとしては)かなり面白いです。より正確に言うなら言語発信力――言葉で自分をアピールする能力に長けている、という感じです。まあ、この人は、ブログの文章からして、只者ではない、という感じなんですが。

ちなみに、冒頭のコーナーで、改元についての感想を聞かれた際にも、ちょっと面白いことを言っていたので、録画を見ながら正確に採録してみます。

有働:新時代が来たっていう、そういう実感とか、どんな風に受け止めますか。
齋藤:実感……、でも、お祭りみたいな感じで、日本全体が、こうやって一つのことに盛り上がっているのは、なんだか素敵な国だなーって、すごく思いました、私は。

こういう感覚は、多くの若い世代に共通する感覚だと思われるので、とても興味深いですね。日本国民が一つにまとまる、ということを肯定的に感じていて、なんの違和感も感じていません。

こうした感覚に関する言説で、ボク自身がもっとも説得力を感じるのは、以下のような解釈です。

今の若い世代は、親や教師が、友達のように接してくるのが当たり前になっている。だから、かつての頑固オヤジのような親の姿を知らないし、親や教師といった大人世代から(恒常的に)抑圧を感じるという経験をしていない。
かつての若者は、大人世代から恒常的に抑圧されているという感覚を持っていたから、大人や体制に対して反抗心を抱いていた。そんな彼らにとって、国民が一つにまとまるというのは、自分たちが抑圧に飲み込まれることを意味する。しかし、若い世代は、大人や体制に反抗心を持っていないから、国民が一つにまとまることにポジティブな可能性を感じる――。

まあ、これとは違う分析も可能なのかもしれませんが、齋藤飛鳥のコメントを聞いて、あれこれ考えてみたくなった、という話です。(^^;;


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