月組大劇場公演「夢現無双　-吉川英治原作「宮本武蔵」より-／クルンテープ　天使の都」

立見の人の入場案内時間（開場10分前くらい）直前にチケットカウンターで購入したら2ケタ前半の番号が記されていたので余裕かましてフルールに公演デザートを食べに行って、開場時間を過ぎた時間帯に普通に入場したのだけれど、サイドの方は余裕で手すりが取れた…という感じの入り。あとでほかの客が来ることもなく楽々と立見していた（快適だった）。

芝居の方は齋藤吉正脚本・演出の宮本武蔵の話。公演プログラム等にも書かれている通り、齋藤先生は「巌流」（2003年星組）とか、「Young Bloods!!−青春花模様−」（2006年花組）とか宮本武蔵関連の作品をこれまでも上演していて、吉川英治原作と銘打った今回はその集大成ってことになるのかなぁ？とにかく、あのエピソードもこのエピソードも入れておきたいなぁ…という、演出家の宮本武蔵愛は感じたけど、宮本武蔵の名前と、佐々木小次郎と巌流島で決闘したというくらいしか判っていないようなレベルの客（私だな…）にどこまで伝わったかというと、うーん、とりあえず原作本を紐解いてみたいというところまで行ってないですというのが実情（どちらかというとこんなにエピソード満載だと読むのが大変そうで手が出ない…）。つまらないというわけではないよ。

ショーの方はタイ王国をテーマにした藤井大介作・演出の作品（クルンテープはタイの首都バンコクの異称）。自分自身は実際にタイに行ったことがあるわけではないので何とも言えない部分もあるけれど、タイと言えば…で連想されるものを結構網羅しているなと思った。こちらも普通に楽しかったな。

例によって、開演前に公演限定デザートやドリンクをいただいた。
公演限定デザートは「甘酒ミルクプリン」、「パパマンガのムース」（各400円）。甘酒ミルクプリンの方は蓋を開けると酒粕の香りがぷーんと漂ったので酒に弱い人には向かないかも。
公演限定ドリンクは「二刀流」（宮本武蔵のイメージの日本酒カクテル）、「長干し竿」（佐々木小次郎のイメージの日本酒カクテル）、「横笛」（ヒロイン、お通のイメージのノンアルコールドリンク）（各800円）。
各ドリンクのグラスに貼られたラベルの柄が似通っていてどれがどれだっけ（…に、なりそうだったからメモしておいた）状態だった。

大劇場公演期間中にまた宝塚の方に行くと思うけれど、たぶん雪組バウホール公演のさばき待ちだけになると思う。
次に観るのは東京公演だな（チケットは一応取れている）。