誰も弱くないし、誰も強くない。

■伊藤詩織さん、バッシングの嵐で感じたこと「中傷に法的措置も」
(女子SPA！ - 12月20日 16:12)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=156&from=diary&id=5909608
昔初めてパソコンを買ってインターネットをした時、ニュースに一般の人がコメントを入れられる事を知りました。
その時からずっと不思議に思っていました。
「何でいろんな事件で加害者よりも被害者の方が叩かれるんだろう？」
絶対加害者の方が悪いに決まっているのに。特に性犯罪は被害に遭った女性の方が決まって叩かれていました。

セカンドレイプ、名誉毀損をした人に対して伊藤詩織さんは法的措置をとるそうです。
「男性の前で記憶がなくなるまでお酒を飲んだ」ことが「女として落ち度がある」そう言った女性議員がいるそうですが、
自己防衛をしなかったからといってそれがレイプ犯より叩かれる事なんでしょうか？
落ち度があろうがなかろうが被害者なんだから叩かれるのではなく守られるべきです。
「日本の法律は加害者の人権を守られるのに被害者は守られない」と批判する人がいるけど日本人全般そうなんじゃないですかね。

セカンドレイプする人を訴える事も必要なんでしょう。
でもそれだけじゃなくて、なぜセカンドレイプや被害者叩きをするのか、その心理を考える事も大事だと思うんです。
その人達もほんとは被害に遭うのが怖いんじゃないでしょうか。
ニュースに出てくる被害者のような被害に遭いたくないという気持ちの裏返しで「自分はちゃんと自己防衛しているから被害者になる事はない」と思いたいのではないですかね。

これからは伊藤詩織さんの戦っている姿を見て世論が立派だと認めれば、性犯罪の被害者になった人がセカンドレイプを怖れて泣き寝入りする事がなくなれば良いんですけどね。