Windows、とくにエクスプローラが見にくくないですか？

エクスプローラ、もういじってあって、満足しているかたは、スルーしてください。
　文字が細い/薄いと困っているアナタに捧げます＾＾

　色々試して結局、FBの友達の「にゃんこ」さん推奨の「Meiryo UIも大っきらい！」が一番使いやすいので、これを使います。
　使用方法はウェブ見てね(笑)
　以下は具体的に、どのフォントを選ぶか、という話です。

　まず、「Meiryo UIも大っきらい！」を立ち上げると、タイトルバー、アイコン、パレットタイトル、ヒント、メッセージボックス、メニュー／選択項目の６つの部位のフォントとそのサイズを変えられるわけですが……。 ググってもその説明が見つかりません。
　それで主に、Windows標準のエクスプローラを例にとって、調べてみました。
1. タイトルバー
　これは簡単。 一番上の「そのウインドウの名称(など)」を表示している部分です。 エクスプローラでは今見ているフォルダ名が表示されます。

2. アイコン
　デスクトップアイコンの下に表示される「アイコン名」の表示です。
　それだけだったら良かったのですが……。
　なんとエクスプローラの左側の「ツリービュー」や、右側の「リストビュー」のフォントも全て「アイコン」と同じフォント/サイズで表示されます！！！！
　ちなみに"詳細"表示の場合、更新日時等の情報も表示されるわけですが、これがなぜか”灰色”で、見にくいのなんの……というのが、Windowsの最大の問題でしょう。

3. パレットタイトル
　これは今ほとんど見ることが出来なくなった代物なのですが、例えばホトショップみたいなお絵かきソフトの場合、各種ツールを画面上に独立(フロート?)して表示させることが出来、それがパレットで、そのタイトル部分のことです。

4. ヒント
　たぶん、マウスカーソルをある場所に置いたとき、ポップアップで説明が出るやつのことじゃないかな。

5. メッセージボックス
　終了しました、とか、「この操作は危険！」とか(笑)

6. メニュー／選択項目
　昔ながらのアプリではメニューバーがこれです。
　ところが今のWindowsでは使われていません。 使われているのは「コンテキスト・メニュー」（右クリックで出るメニュー）。

　これらのものは、各種アプリケーションでも利用されているので、どれかを極端な数字にしてあると、思わぬときに驚くかも知れません。（つまり、ネットにこれらの説明が無いのは、Windowsのバージョンやそれぞれのアプリケーションによって使い方が違っているからです。）
　”数字”は全部10か11ptくらいにしておくと無難ですが、”アイコン”の数字は、色々試して、自分に合ったものにしてください。

　さて、フォントですが、結局試行錯誤して、採用したのが「Yu Gothic UI Medium」です。
　「UI」系フォントは「大っきらい」(笑)なかたもいるようですが、片仮名、平仮名、のフォント幅が漢字の３分の２であるものです。
　UIでないもの(例えば游ゴシック)を使うと、カタカナが妙に間延びします。
　Mediimというのは”中太”という意味です。 普通のフォントは”標準”とか”Regular”ですが、それですと、Windowsが妙な”平滑化技術”を使っているために、細く・薄く見えてしまうのです。 なお”太字”を使うともっとハッキリしますが、今度は文字がツブれて、汚くなってしまいますので、”中太”くらいがちょうど良いのです。

　これらがどのようなフォントであるかは、コンパネのフォントの「フォントスタイル」で見ることが出来ます。
　「Yu Gothic UI」の場合、フォント・ファミリーの中に「細字/太字/中細/中太/標準」の５種類があり、
　　　　フォント名　　　　ファイル名
　　Yu Gothic UI 細字　　YUGOTHICL.TTC（LはLight）
　　Yu Gothic UI 中細　　YUGOTHICR.TTC（RはRegular）
　　Yu Gothic UI 標準　　YUGOTHICM.TTC（MはMedium Bold）
　　Yu Gothic UI 中太　　YUGOTHICB.TTC（BはBold）
　　Yu Gothic UI 太字　　上と同じ！

となっています。 これがオカシイのは、「なんで中細がレギュラーで、標準がMedium Boldなんだよ！」。 しかも「中太」と「太字」はフォント表示で見る限り、全く同じ太さです。

　「Meiryo UI」の場合、

　　Meiryo UI 標準　　　　MEIRYO.TTC
　　Meiryo UI 斜体　　　　上と同じ！
　　Meiryo UI 太字　　　　MEIRYOB.TTC
　　Meiryo UI 太字 斜体　　上と同じ！

で、ファイル数が２つのみです。 またイタリック書体は名前だけで、実際には用意されていません（イタリック書体がある日本語フォントは存在しないとか）。 ワードや一太郎の日本語のイタリックはプログラム的に文字を傾けることで実現しています。（英語フォントは不明）

　これを「Meiryo UIも大っきらい！」のフォント選択画面で見ると、Yu Gothic UIでは、

　　　Yu Gothic UI
　　　Yu Gothic UI Light
　　　Yu Gothic UI Semibold
　　　Yu Gothic UI Semilight

となっていて、コンパネでの表示との対応関係がさっぱり分かりません。 単純に考えると、Semiboldが一番太いので、コンパネの「中太/太字」と同じなのかどうか？

　Meiryo UIでは

　　　Meiryo UI

の一つだけ！で太字が出てきません！！
　つまり、メイリオは太字を選べないから使えません！
　（あと、メイリオは「游」と比べると、”あ”の字が不自然だったり、濁点が小さすぎるなどの欠点があります）

　ちなみに、小生のＰＣにインストされていて使えそうな中太フォントには、「Noto Sans CJK JP Medium」、「源の角ゴシック JP Medium」があります。 これらも悪くないのだけれど、なんとなく汚く感じるなぁ。

　もう一つあった！
　　　　DHP平成ゴシックW5
　これは、一太郎やMSオフィスに付属しているフォントですので、アナタのPCにもある可能性大です。

　実は、今現在は、コレの11ポイントを「アイコン」に指定しています！！
　デスクトップアイコンの文字は大きすぎて、美しくないのですが、エクスプローラが一番綺麗に見えるのはこれだ！！