mixiユーザー(id:9389954)

2020年08月04日23:11

23 view

AM局一本化は新たな動きだが、民放AM局のFM補完中継局設置の影響もあるのでは。

■NHK、衛星2波に半減=AMラジオ統合―受信料一本化検討
(時事通信社 - 08月04日 19:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6182704
NHKが2021〜2023年度の中期経営計画案を発表し、その中で、4波ある衛星放送(BS)を2波に統合し、古くから「ラジオ第一」と「ラジオ第二」の2波で行われてきたAMラジオ放送も1波に統合する、ですか。かねてから批判が集まっている肥大化された業務をスリム化し、事業規模抑制に合わせて地上波とBSに分かれている受信料を一本化し、割安となり、さらにはWebに対応した新たな受信料制度の導入を検討するようで、インターネットによる放送番組の同時配信サービスを念頭に「サービスを落とさずに受信料をいかに下げるかが経営課題だ」(前田晃伸会長)としているのだとか。
BSに関する縮小案はこれまでにも出て来たことはありますが、戦前から「ラジオ第一」と「ラジオ第二」の2波で行われてきたAMラジオ放送を1波に統合すると言うのは初めて出て来た話だと思いますね。「ラジオ第一」は地上波の「総合テレビ」、「ラジオ第二」は地上波の「教育テレビ(→Eテレ)」に対応する関係で、「ラジオ第二」と「教育テレビ(→Eテレ)」は教育放送(総務省令放送法施行規則別表第5号第7「放送番組による基幹放送の区分(2)」の(注)5で、「その放送の大部分が教育番組及び教養番組の放送によつて占められている放送」と定義される。ちなみに、かつては民放にも教育放送専門局として免許を受けた局があり、日本教育テレビ(NETテレビ。テレビ朝日の前身)と日本科学技術振興財団テレビ事業本部(東京12チャンネル。テレビ東京の前身)が該当する)を実施するチャンネルで、小中学校向けの「学校放送」や「高校講座」、外国語教育の番組を主体とし、「気象通報」や「株式市況」などのプログラムを行っていると認識していましたが、絶えて久しくラジオ第二の番組表を見ていないうちに「学校放送」が姿を消し、語学番組やNHKワールド・ラジオ日本(NHKの国際放送)の英語、中国語、ハングル、ポルトガル語、スペイン語の5言語による外国語ニュースにとって代わられており、同じような番組が並んだ印象さえ感じるほどに思えます。少子化と言う"時代の流れ"がもたらしたこうしたラジオ第二の変化ですが、似たような状況にありながら総合テレビとは異なる"独自路線"で相応の支持を集めているEテレとは違う事情がラジオ第二にあるのでしょう。
で、NHK-FMと並べてNHKのラジオ3波を見ると、ラジオ第一とラジオ第二に限らず3つそれぞれに"無駄"に見える余地があるように思え、特にAM局とFM局の番組内容の差異が無くなりつつあり、かつAM局がFM補完中継局を設置しFMで聴けるようになってからは民放AM局はFM局と同じ土俵に立つこととなり、radikoやNHKの「らじるらじる」を別として、一部を除きAMのみで放送するラジオ第一として、ラジオ第二との内容調整のみならず、NHK-FMとの内容調整にも尽力する必要が生じると思います。

0 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年08月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031