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2020年01月26日21:57

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「失うものはない」幕尻徳勝龍、大関貴景勝も圧倒とは。

■徳勝龍、20年ぶり「幕尻」優勝 貴闘力以来2人目
(朝日新聞デジタル - 01月26日 17:54)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5949786
大相撲一月場所千秋楽、昨日正代との一敗対決を制した帰り入幕の西前頭17枚目徳勝龍が結びの一番に組まれた大関貴景勝を寄り切りで退け、20年前の平成12年三月場所の貴闘力(東前頭14枚目)以来の幕尻優勝にして帰り入幕力士としては初の賜杯を堂々決めました。この一番、立ち合い徳勝龍が大関相手に当たって突いて、左差しから上手を掴んで左で起こして堪える大関を青房下に追い込んで勝負あり。要した時間13秒2、土俵際の突き落としで一敗を守り続けたこの幕尻力士が大関相手に堂々の寄り切りでの見事な幕尻優勝でした。軍配が上がるや涙、涙の勝ち名乗り。表彰式でのNHKの優勝インタビューではユーモアたっぷりに冗談を言って満面の笑みを見せたと思ったら、場所中に亡くなった恩師たる近畿大学相撲部の伊東勝人監督(享年55)の話題になると声をつまらせて涙する場面もあり、平成21年一月場所に初土俵、平成25年七月場所に新入幕以来幕内在位25場所目で、初土俵から11年間休場無しの連続出場847回(現役4位)で賜杯を得た苦労人ゆえの、深みのある内容のやり取りが聞かれましたね。
インタビューでは一番下の番付である西前頭17枚目の優勝について「自分が一番下なので怖いものはないなって。思い切っていくだけと思っていました。」としており、「意識していない」と語っていた優勝争いについて「意識することはなく…。ウソです。めっちゃ意識してました。」とジョーク混じりに笑わせ、98年ぶりと言う奈良県勢の優勝については「大変なことをしてしまいました。」と言い、今年34歳を迎える年齢についての質問には「もう33歳じゃなくて、まだ33歳と思って頑張ります。」と返し、名言を多く残したインタビューだったと思いますね。
優勝力士が優勝旗を携えて部屋に戻るオープンカーでは七日目の18日に急逝した近畿大学の伊東勝人相撲部監督の遺影とともに乗り込んでいて、四股名の「徳勝龍」の「勝」の字を伊東監督からもらっていたと言うほどの存在だそうで、勝ち越せば真っ先に報告していたのだとか。敗れたのは二日目の魁聖戦だけで、監督の訃報に接してからは負けることなく、十日目から五番連続での土俵際の突き落としについては「伊東監督が一緒に戦ってくれていた感じ」と語っていたとか。絆の強さと言うことなのでしょうが、その訃報から、「伊東監督に届け」の一心で残る土俵を務めていたと言うことなのでしょう。
それにしても、平成29年十一月場所に幕内から十両に下がってから先場所(昨年の十一月場所)まで幕内に戻ったのが昨年の五月場所だけで、僅か4番の白星に終わって十両に下がり、NHKのテレビ正面解説の第52代横綱北の富士が「十両力士のイメージ」と言っていた存在が、でして、何があるかわからないのが大相撲、白鵬、鶴竜の両横綱が不在だと誰もが優勝しても不思議はないほどになったのが大相撲だと感じましたね。
さて、今場所の三賞ですが、殊勲賞に遠藤、徳勝龍か正代の優勝した方(その結果、徳勝龍)、敢闘賞に徳勝龍、正代、新入幕の霧馬山、技能賞には北勝富士、(今日勝つことを条件に)炎鵬と、この波乱の一月場所を象徴する顔触れとなりましたが、炎鵬は同じ石川県出身で金沢市立西南部中学校の同期である輝の押し出しに屈して技能賞は成らず。ふわりと立った立ち合いで、待ったと勘違いしたと言う不本意な一番で落としました。
その他。優勝の可能性を残して西前頭2枚目の御嶽海と対戦した正代は立ち合いから右かち上げで起こし、両差しを許すも引きに乗じて押し出し。ラジオ解説の荒磯親方(第72代横綱稀勢の里)に「こんな正代見たことない」と言わせた程の気迫を見せ、場所中に左膝を負傷した御嶽海を関取として初となる2場所連続負け越しに追いやり、決定戦に望みを残しましたが"及ばず"となりました。また、決定戦となった序二段は東28枚目の宇良が西84枚目旭勇幸を押し出しで制し、満員の観客の声援に応えました。
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