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2016年11月20日12:05

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舞台「量子的な彼女」ちょい感想

 「量子的な彼女」というお芝居を見ました。オカルト研究部に属する女の子4人が学校や身近にある疑問を科学的に、またある時はオカルト的に検証していくストーリー。見終わった直後の感想を強引に一言で言えば「お笑いオカルト的科学的ガールズ演劇」。
 宇宙人とか幽霊とかオカルト的なものを科学的に論破する点で笑いが起きました。が、この演劇それだけでは終わりません。その科学を今度はオカルトチックなもので見てみようとする点で笑いが起きるという二重構造。法則が決まっている科学的なものだけでは、人生面白く生きられないという作者の意図が感じられたように思います。科学的な豆知識、科学の歴史の話も出てきますが、それも難しいとは感じられず、うまく作品の中に取り入れられていました。
 家に帰って、作品の中に出てくる「量子力学」を検索してみました。すると「量子力学」とは、ざっくり言うと従来の物理法則では説明できず、目に見えないものだけど、確実に存在し、人々の役に立っていると説明されていました。この「量子的な彼女」というタイトルから、宇宙人や幽霊とか、物理法則ではなかなか説明できず、目には見えないけど、存在しないとも言い切れないし、人々の想像力を豊かにし人生を面白くするために役に立っているという事も作者の意図なのかなあとも思いました。何でもかんでも法則通りだとつまらないですからね。
 それと、このタイトルの大元であろう映画「猟奇的な彼女」と同じく、若い女性達が男性陣をパワフルに圧倒している点も好感が持てました。出てくる若い女優陣の活き活きした点も印象に残ったお芝居でした。


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