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2019年10月20日23:11

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ヘロイン

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エリート無職として。
「ナメてちゃ生きてけないよのなかなんて、にんげんに向いてねぇわな」

それは大大大前提なんですよお。
そのためににんげんの一万年があった訳よ! ご理解頂ける? 自己責任とかよう、狩猟と採集時代じゃねえんだ! ソレ冒涜や!
先祖ラブなオラは許せん。呪おう。

のは、ともかく。ケダモノじみたものが、好きなのです。
好きなギタリストはクラプトンとかじゃありません。
ごく初期の宮本浩次です。
「そこおさえてるのに何でその音が出る?」
おそらくチューニングがちゃんとできなかったのだろーけど、理由なんて知るか! 結果、出た音が滅茶苦茶に凶暴で。いやん、もうベトベトよー。

ギリ、20世紀の終わりになって、ぼくは自力で海外に出かけるようになった。
いわゆるバックパッカーってやつ。安い宿にはいろいろ泊まってまいった。

ぼくは真実に目醒めているので、もの凄いめんどくさがりで出不精なのだけれど、よくまあ自力海外旅行なんて出かけるようになったなあとオラが驚く。
例によって、(バックパッカーにも)憧れてた訳じゃないンけど、気がついたらそうなっていたってえやつで。

自力海外ではじめに着いたのは、タイでした。
はじめてのフレッシュ旅行者なのに、いきなりタイで沈没しました。
倦怠しまくりのひとつきを、夜毎ストリップバーで過ごし。
次はインドでした。わかりやすい。

例えば10代の頃にはそれなりにインド幻想もあったのよ!
なんかハリークリシュナのひとたちについてってタコ踊りしてメシ食わしてもらったり、インドの聖者に会いに行ってハグしてきたり。
あの頃出かけてたらトリコ仕掛けだったね。

しかし、オラがインド暗黒大陸に出かけたのは30に手が届きそうになってからの遅いデビュー。1999年の夏休みでした。

夏休みったって無職なだけですけどね。

エアポートバスから降りて、デリーの町で我々(ナオン連れでした)を出迎えたのは、痴漢でした。
なんかインド人がダッシュしてくるー思ってたら同行女子に抱きつき! 刹那揉みしだいた後ダッシュで逃げてった。
インドの痴漢凄い。
あまりの出来事に痴漢にあった(オレじゃないけど)ということに理解が追いついていかなかった。

まあ、牛もがんがんいたけどさ、インド人に比べりゃ全然おとなしくて、牛の方が常識的っつうか紳士だったね。

見るもの見るものが、ポンニチのギョーカイ関係者だったジブンから見ると血が出るくらい全方位マヌケ!
しげきてなきな毎日。凄い!
かつてインド幻想を持っていたことなんか帰国して3年後くらいまで思い出せなかった。

そんなインド体験でなんといってもトキメいたのは、タクシーの出来事だった。

乗客はぼくらだけ、ではなく、当たり前のように途中でインド人児童とかを乗せてった。
オカネはぼくらしか払わないんだけどネ。

バラナシという、ガンジス川のほとりの、いわば聖地、ね。
ポンニチがイメージするインド幻想のチャンピオンの土地。かの地で乗ったタクシーがまた無茶苦茶でした。

明らかに隣の車と競り合ってるし、ばんばん接触(つうか軽い衝突)しまくるし。バイク煽るし。
インドに着いて1週間ほど経ってたんだけど、初めて乗るインドのタクシーの野蛮さにはシビれた。
プロレスか!

そして、がんがん割り込んでくる車(賞をあげたいくらい秩序がなかった)だの牛だのバスだの、そのドライバーはクルったようにクラクションを鳴らしまくっていた。

そのドライバーだけじゃない。
あらゆるドライバーが、なんかっつうとクラクションを鳴らしていた。

バラナシの駅からガンジス川のほとりの沐浴場(安宿は大抵繁華街のど真ん中にあります)に至る15分ほど、クラクションのハイパーインフレの中にいた。
インフレといえばさあ、ベルサイユ条約下のドイツでは、コーヒー飲んでる間にコーヒーの代金が札束トランク1個分から2個分に値上がりしたなんて伝説をぼくは回想していた。

「こんなにやかましいんだから、もうクラクション鳴らす意味なくね?」なんてのは、ヤボだ。ヤボっつうか、相対主義のコゾー、だ。

たいせつなのは、心意気、だ。むかついたら、ふざけんな! けたたましくクラクション鳴らす。
みんな慣れてようとなんだろうと、「でも、やるんだよ!」

ぼくはね、クラクションの奔流に「ファンキーとはこういうことか!」とシビれたのよ、実は!

インドには学ぶとこがすげー多かったんだけど、それは10代のぼくのインド幻想〜スピリチャルなサムシングを切り裂いてやってきた。
それらは、ひとことで言えば「ずる剥け」、つまりファンキー! だった。

ここはニポンだ! とかどうでもいい。
そんなのおれのせいじゃねえ。
なにせ真実に目醒めたのだから。
クラクションは鳴らすためについておる。
インド人になりたい訳じゃないが、運転してるとポンニチであろうと「おいおい!」ってことはまま、ある。
そういう時はクラクションを鳴らすことにしている。

なにくそ! そうやって愛車のオートバイのクラクションが壊れました。今2個目です。

労働者諸君、めざめよ!
「ンなことしたら幹線道路沿いがやかましくなるじゃん」って、当たり前だ! 幹線道路沿いに住んで、快適に静かに暮らしたいなんて方がクルっておる。物理法則に反する。

クラクションすら鳴らさず、無難に暮らそうとするから、ポンニチはアタマが涌いている、なう。

人の世に、熱あれ!

もう一度いう。
Mo'funkey!
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