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2020年11月21日22:29

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†1894Visionsルドン、ロートレック展†

大衆文化や貧富の差を描いたゴシック版画絵と、フェリックス.ヴァロットンとオディロン.ルドンの黒い色には勝てない。特にルドンの黒は炭の黒で濃さは一番!!
19世紀、版画は情報伝達や複製などメディアの代わりをしていたが更にその域を越える。ロートレックたちは世紀末のパリ、前衛芸術の代表格となり大衆文化を描き、本の挿し絵やポスター芸術など、産み出された版画は絵画と同じく芸術の一つになり、街の中で多く見られたはずです。収集愛好家も現れ、グラフィックアートは人々にの暮らしに浸透。私はルドンのファン、幻想的で精神世界を描く事も18世紀から19世紀の流行だったのかも知れません。「黒の色からカラフルな画風に変わった」フランスの象徴主義の画家ルドン自身のことを言われていたら残念だな~。絵画とは以前は多くの人々に向けて物事を伝えるため、伝達、意思や意味の優先順位があり政治利用や一部のものでしたが社会の発展や特に科学の発展により個の世界を表現することが特殊で退廃的に見えたか?その時代が背景にあるとしたら、それと共に精神世界の描き方も変わるとすれば、ルドンは現代のゴシックアートを描いたのだと思います。

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