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2020年11月09日18:38

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†タロットカード†

ヴィーナスの誕生と姉妹作品のプリマヴェーラ  のちにジョルジョ.ヴァザーリに名付けられた、ボッティチェリの作品があります、その頃は写本装飾や挿し絵など画家の仕事のひとつに
タロットカードの制作があり、それはお手本を真似て描いていたので意図や用途は決まっていても今のように〜氏の作品だから大量に売るものではなかったようです。  政治や教育に使われ、装飾写本のように日々持ちあるいて見るものとして役割があったのではと思います。当時から民間ではタロットに似たものを占いや遊びに使っていたようで、
後のタロットカードの占いの中には象徴学や神秘主義といったこと以外に古来からある土着信仰や、宗教背景がポーズやスタイルに残されている。
メディチ家に依頼されて描いたといわれるプリマヴェーラには
メディチの人々や関係のある人物が描かれているといいます、私はこの絵のタピスリーを展覧会でみたことがあり、結婚のお祝いに別荘に飾るためとありましたが、不幸に見舞われた4人を描いたのは、お話に残されている以上に影響力が死後あったのか、当時から哲学者や学者の研究が沢山されているようなので、後からつけられた話もあるのではと考えてみました。死神のような怖い神々が描かれています。恩寵の三女神、学知の神メルクリウス、冥府にすむ神と生死に操られている妖精達、人々が囲まれて暗示や警告を受けているもとりました。(解釈を変えればどこの国にでもいる神様で)ギリシャ神話に基づくと更に言いたげです。宗教画の中でもボッティチェリは、新しい表現の宗教画を描いたといわれ、真ん中の女性は古い様式(ウェヌス)で描かれ、花柄のワンピースの女性(フローラ)は新しい様式で描かれていますが、神々を人らしく描き、一昔前なら春が訪れた芽吹く瞬間の神々と妖精の宴とも言われました。{一方で哲学で覆いましたが、豪華王兄弟の我が儘を描いたとも(笑)「パッツイ家の陰謀」大聖堂でジュリアーノが惨殺され、暗殺者僧侶ベルナルドの処刑された姿をアクセサリーに残した。首吊りの処刑、罪が重い人が受ける刑で
レオナルドがさらし絵をスケッチしましたが、コジモの時代、アルビッツィ家による企みの時はその姿を執政長官邸の正面の壁に画家に頼み描かせたそうで、当然のエピソードといえます、宗教上の理由で虚構の話というのは必要だったはず、パッツィ家の陰謀と思い出せば映画の舞台の一部にフレンツェが使われ、語られすらしませんが、想像できる表現のある猟奇的なシーンがあり、相変わらず人気があるなぁと思いました。
どこか、新旧約聖書の世界になぞらえ語られるメディチ一族の話、新しい考えというのは生きていた人々には難しいことだったようです。}
*パッツィ家の陰謀をヴェッキオ宮殿に1478年頃、ボッティチェリが制作


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