ジャズを語る上でこの人抜きには語れないプレーヤーというものが存在します。
誰もがその名を知ってるのはマイルス・デイヴィス。
そして記憶に残るプレーヤーとして「20世紀ジャズ界の巨人」の1人が
ジョン・コルトレーンだ。
最も大きな功績はチャーリー・パーカーらが築いた4ビートバップジャズのアドリブ方法論を現代的に再構築したことだろう。
それによって出来上がった方法論はジャズに限らずロック等の他ジャンルにも通用するものであったため影響を受けたのはジャズ界に留まらず幅広いジャンルへ大きな影響を与えた。
そんなコルトレーンだが、1955年から在籍したマイルス・デイヴィスのグループでの活動期である最初期は演奏も不安定で評価は低かった。
大きな転機を訪れたのは1957年だ。
マイルスのグループを脱退し、セロニアス・モンクのグループに参加したところ急に自信に満ちた演奏になり一気に評価が上昇。
聴衆からも「巨人が生まれた瞬間」と記憶されるに至った。
そんな1957年の自信に満ちた演奏になってから出したコルトレーンのリーダー作が今夜紹介するアルバムだ。
https://www.youtube.com/watch?v=fEqrnR7_yT8&t=53s
Blue Train
ブルーノートレコードから出された初期の代表作だ。
コルトレーンの奏法を表す代名詞「シーツ・オブ・サウンド」は本作から始まっている。
コルトレーン入門にはもってこいの作品だろう。
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