【カープ】今季の展望

広島ジョンソン通常通り練習「大丈夫。問題ない」
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セイバーメトリクスにWARと言うものがある。
野手で言えば打撃、守備、走塁含む総合指標。投手も同じく色々な指標があるが要は
それらを総合した指標。

この数字の優れている所はチーム力を客観的見れる所と、野手と投手を同列に見れる所である。

2018年野手WAR
1位　広島　+26.4
2位　中日　+19.8
3位　巨人　+17.1
4位　ﾔｸﾙﾄ　+11.2
5位　阪神　+9.6
6位　横浜　+6.1　

2018年投手WAR
1位　ﾔｸﾙﾄ　+30.5
2位　横浜　+27.5
3位　巨人　+25.8
4位　阪神　+23.1
5位　広島　+20.5
6位　中日　+12.5

総合WAR
1位　広島　+46.9
2位　巨人　+42.9
3位　ﾔｸﾙﾄ　+41.7
4位　横浜　+33.6
5位　阪神　+32.7
6位　中日　+32.3

総合を見て頂いてわかる通り見事実際の順位と相関関係にある事がわかる。
巨人と横浜がAクラスを競ったが、これはベンチの差と見る事が出来るだろう。

この数字、選手個々の数字を積み重ねたもので、例えば丸は九点を超える。五点を超えればMVPクラスで丸のMVPはうなずける所。九点を超えたのは最近では大谷ぐらいだ。チームWARが45以上で優勝相当。40以上がAクラス相当である。

簡単に考えれば九点の丸が巨人に移った訳で、数字上は立場が逆転する訳だが、他の選手との兼ね合いがあるので簡単な話では無い。カープとすると、九点をどうするかと言う事で、やはり投手陣をどうにかするのが近道と思っている。



この文章を書きながら、ソフトバンクとカープのオープン戦を見ている訳だが、ジョンソン故障のニュースが入ってきた。重いか軽いかはわからないが、恐らくは開幕ローテから外れるだろう。木曜にローレンスがそこそこ投げたので、リスクヘッジで取ったローレンスが早速出番となるか。
大瀬良、九里、野村、岡田、ローレンスが開幕ローテ予想で、開幕は五枚で行くのか六枚で行くのかは、二軍の床田、アドュワと中村佑の出来如何になると思う。しかし、床田を使うような気がする。

後ろは、一岡、フランソワ、中崎が勝ち継投。ミドルセットアッパーは島内、レグナルトが当確。後二枠を、矢崎、中村恭平、中田、菊池、今村が競う形か。個人的には中村、今村で行きたいと思っているが、矢崎、中田辺りが無難か。

去年居なかった。ローレンス、レグナルト、島内が当確は嬉しい所だ。もちろんジャクソンが抜けているからレグナルトとは相殺か。
俗に一軍クラスの投手が20人居ないと優勝出来ないと言われるが、名前を挙げた以外では、ジョンソン、ヘルウェグ、永川、飯田、藤井。二十人は超えるが、個々レベルアップは必要だろう。新戦力のおかげで昨年以上は見込まれるが、ジョンソンのように故障もあり得るのでまだまだ予断は許さないと言う所だ。


野手に目を向けると、とにかく丸の穴と言う所。野間が二軍戦のボーンヘッドで緒方監督の逆鱗に触れ、二軍落ち。センター三番ではめ込めるのは、西川、長野辺り。三番に限れば、坂倉、安部、バティスタとテストしているが、いずれも芳しく無く。丸の偉大さをまさに感じているわけだが、例えば、誠也を三番に据えて、松山四番とかのオプションも試して欲しいと思っている。

去年との比較で言えば、安部、堂林に頑張ってもらえば、WARは上がる。後はバティスタ、メヒアのドミニカ勢。長野が暑くなっていくにつれ、調子を上げてくるだろうから、そこまで、西川に頑張ってもらうのが現実的か。しかし、投手に比べれば、余り不安感が無いのが私の感想である。

後、小園と坂倉の処遇がどうなるか注目点だが、これは論じるには早すぎるか。いずれも、開幕は一軍に迎えさせて、二軍で修行がいいと私は考えている。


さて、今年の相手は何処になるかだが、数字上は、巨人とヤクルトと言う事になるか。ただ、両チーム共、ブルペンに不安がある。
巨人は沢村が不振で先発転向。クックも不安定。吉川はやりそうだが、桜井等ルーキーがはまらないと苦しみそうだ。
ヤクルトは、近藤、石山共に去年投げすぎている。俗に70試合以上投げた投手は翌年パフォーマンスが落ちるか故障するかだ。しかし、野手の力が上がれば、Aクラスはあり得る。

阪神は投手力がピカ一。打つ方次第では、Aクラスの可能性が有り、横浜は野手のコア４以外の選手が出てくれば台風の目になる可能性がある。
唯一苦しいのは中日と思うが、カープは去年負け越している訳で、去年同様、今年も中盤までは団子レースになると読む。とにかく、序盤でチームの形が出来るか。これが出来れば、四連覇も充分可能性があるだろう。