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2019年02月16日08:36

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ピアノの森15話

ピアノの森15話、
「覚醒」の感想/フロウライと

今回は修平の演奏、
「君がピアノにいのちを与えるんだよ。」
「僕は、僕のすべてをピアノに与える!」
緊張の中、アダムスキの言葉を胸にピアノに向かう修平。
そして、カイに聴かせるためにも、
自分のピアノを弾く覚悟を定めた修平の演奏がはじまります。
「今、僕は、
君に聴かせるために、
ピアノに魂を入れよう!」
カイに向けて、自分のピアノの表現をスタートする修平。
その音は、
これまでの修平のピアノを超えた音となって、
聴衆たちの心に響いていきます。
なめらかで美しい音の連なり、
その音の中で、
修平は、ピアノとの一体感を感じるのでした。
ワンネスの覚醒!
やったね!

しかし、その音に 父である雨宮洋一郎は不安を覚えるのでした。
飛躍にはリスクが伴う。
心に入り過ぎると、
完璧な演奏から離れてしまう。
その結果、テンポや強弱のバランスが崩れたり、
ミスタッチを誘発する。
それは、コンクールという場には相応しくないということなんですね。
修平は、そんな洋一郎の不安をよそにして、
自分のピアノの演奏に酔いしれていきます。
「自分の音」をみつけた修平は、
ミスタッチも気にせずに、
演奏を続けていくことができました。

私の素人耳には、
ミスタッチかどうか分かりませんでしたね。
そもそも、ほぼ初めて聴く曲ですから、
どの音が正解なのか、
私には分かりませんです。
 周りの賞賛の中、
父、洋一郎は、
「よくやった。」の一言しか言えません。
審査結果が気になって、それどころではないのですね。
そんな父の態度に、不満を感じる修平なのでした。
「僕は、今までで一番いいピアノを弾いた。」
それなのに、父さんは、そのことに触れてはくれないということが、
修平の心に、何か不安な兆しを感じさせるのでした。

 ともあれ、今回は、修平の目覚めの瞬間を共有することができて、
幸せでした。

瞑想的に考えると、
この目覚めの後が、
結構、難しくなることもあります。

父、洋一郎の不安も、
審査結果だけではなく、
そういう目覚めた後に起きる様々な事象を、
予感しているからなのかも知れませんね。

自分は目覚めを体験したのに、
周りには、それが伝わらない。

自分が目覚めたことなんて、
意味が無かったんじゃないの?
もしかしたら、それはただの勘違いだったの?

そんな疑惑が現れたりするんです。
そして、 その疑惑を乗り越えて、
あなたはあなたという存在を、
行きますか?
という宇宙からの問いかけがなされるのですね。

 修平が目覚めたことで、
父である洋一郎も、
次のステップへと向かうことを、
求められることになります。
それは、まだ洋一郎の中では無意識ですから、
その変化は、不安として感じられます。
それを、審査結果がどうなるのか?
という表面的な事柄への不安に置き換えてしまうのですね。

 この雨宮父子が、どんな道を歩むのか?
これからの着目点でもあります。

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