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2016年08月25日01:15

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ウディ・アレン監督・脚本『マッチポイント』

すごくおもしろい映画だった。ウディ・アレン監督の才気があふれているが、これみよがしのところがない。ほんとによかった〜
2005年のイギリス映画。大邸宅やテニスコートやロンドンの街やレストランや、そしてテームズ川と美しい風景がたくさん出てくる。美しいオペラの名曲(ドニゼッティ作曲のオペラ『愛の妙薬』から「人知れぬ涙」。歌っているのはカルーソー)が映画のはじめと終わりに流れ、金持ち一家はしょっちゅう劇場や美術館へ行く。ワインの好みもよろしいのでしょうね。

アイルランド出身のクリス(ジョナサン・リース・マイヤーズ)はプロテニスでいい線までいったが引退してテニスクラブにコーチとして就職。そりゃもう優雅なコートでお金持ちの子弟が楽しくプレーするのをそつなく教える。大企業の御曹司トムと親しくなり、その妹クロエ(エミリー・モーティマー)と付き合うようになった。読書家でオペラが好きなクリスは兄妹の家によばれて父親に気に入られる。ところが兄妹の家で出会ったトムの恋人で女優志望のノラ(スカーレット・ヨハンソン)に一目惚れしてしまい、クロエと結婚しても忘れられない。ノラはトムと別れてアメリカへ戻ったがまたイギリスに来て仕事を探している。クリスは子どもが欲しいができないので不妊治療をはじめる。クリスの目をごまかしてノラと会う日々、ノラのほうが妊娠する。ノラはクリスの離婚を待ったが埒があかないので攻め立てる。

クリスは計画を練り強盗殺人に見せかけてノラの隣人を殺しノラを殺す。ノラの日記によってクリスは疑われるが、運良く容疑が晴れる。テニスの試合にひっかけた証拠場面がうまい。
刑事がひとりクリスを疑うのが、イギリスの警察に敬意を表しているようでおもしろかった。
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