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2015年09月02日00:48

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ジョン・フォード監督「リオ・グランデの砦」(1950)

ジョン・フォード監督の騎兵隊三部作の3作目。1948年、49年、50年と年に1本の製作である。3作目は完成度が高く製作費もかかっているようだ。主演女優がモーリン・オハラで3人中でいちばん貫禄あるし美しい。と書いてきて解説を読んだら製作費をずいぶん値切られたと書いてある。でも大ヒットしたので次作「静かなる男」にとりかかれた。

ジョン・ウェインの妻は南部の農場のお嬢様育ちだけど、スカーレット・オハラのように土への思い入れが強い。だが今回は息子が受験に失敗して勝手に騎兵隊に入ったのを連れて帰ろうとやってきた。父のヨーク中佐が統率している騎兵隊に入隊した息子は元気いっぱいである。友だちもでき馬を乗りこなす。父は黙って見ていることにする。2頭の馬に乗って走る(ローマ式立ち乗り)シーンがすごい。

故国アイルランドへの愛国精神が強く、また南部への想いが強く出ている。騎兵隊員が歌うアイルランド民謡など哀愁があってとてもよい。こうなると「静かなる男」がまた見たくなって困ってしまう。
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