ド素人ながら、これまででわかっている違い(私が思いつくもの)を並べてみよう。
インフルエンザは以下「イ」と略記、新型コロナウイルス感染症は「C」と略記。
イ:マスクと手洗いで十分予防できる可能性はある
C:マスクと手洗いはそれなりに効果的だが、十分とは言い難い。
英国、フランス、アメリカなど「マスクをしない自由」を標榜している国は日本よりはるかにひどい事態に陥っている。
イ:とりあえずワクチンは従来からある。人間の免疫系も早期に対応できる可能性がある。それでも罹患するけど。
C:コロナウイルス類は哺乳類全体に蔓延しているウイルスだが、SARS-CoV-2に対するmRNAワクチンはインフルエンザワクチンより有効ではあっても、ウイルス変異に追いついているとは言えない(接種しないよりは、ただしく接種を受けたほうがはるかによい)。
イ:ウイルスが多く排出されるのは発症後(症状が出てから数日間)。
C:ウイルスは発症2日ぐらい前から多く排出される(だから濃厚接触者対策が重要)。
イ:咳・鼻水・くしゃみ・発熱などの症状はあるが、肺炎を起こさない限り致死率は0.01%未満。
C:最初は風邪症状だが悪化するとウイルス感染による重篤な間質性肺炎を引き起こすので致死率は0.6%(日本の死者数・感染者数比)もある。
イ:肺炎となってもほとんどは免疫低下からの細菌性肺炎なので、抗生物質が効き、酸素投与ぐらいまでで済む。
C:肺炎はウイルスによる間質性肺炎なので抗生物質は効かず、酸素投与どころか人工呼吸器〜ICU管理〜ECMOまで進行する可能性がある。治療としてはステロイド投与で炎症を抑えて自己回復するのを待つことになる。
イ:血液の異常はあまりない。
C:微細な血栓が生じるので、全身のどこに詰まるかわかったもんじゃない。
イ:ほぼ後遺症なし。
C:難儀な後遺症があり得る。後遺症への治療法はまだない。
イ:世界的な流行となっても、現代なら1年で収まる。
C:いつ収まるか見当もつかない。
イ:軽症ならせきやのどの痛み・鼻水ぐらい
C:軽症の範囲が広く、激しい咳が続き、40℃以上の発熱が続いても、肺炎がなければ「軽症」。
同じ部分もある。
ともに飛沫感染。初期症状はとても似ていてベテランの医師でも見分けはつかない。
まちがっても、かかりたくない病気である。
■尾身氏、新型コロナ「変異進行中」=頭打ちの時期不明
(時事通信社 - 02月04日 22:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6839315
ログインしてコメントを確認・投稿する