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2021年04月20日18:30

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COVID-19は風邪ではないよ

コロナウイルス類が「風邪」の病原体のひとつであることはよく知られているが、SARS-CoV-2(新型コロナウイルス病原体)はそんな生やさしいヤツではない。

まず、コロナウイルス類(かなり広い分類)は哺乳類全体に広く蔓延しているウイルスであり、ほとんどは病気を引き起こさず、ただ存在しているだけ。細菌などと違って生物ですらないので「運ぶ」のは常に動物。特に活動範囲が広いヒトは広範囲にばらまくことになる。

COVID-19(新型コロナウイルス感染症)は風邪とはまったく違う。インフルエンザで肺炎になることはあるが、その肺炎の多くは細菌性であり、抗生物質で治療ができる。ウイルス性であっても、酸素吸入などの方法も併用すれば予後は悪くない。

が、COVID-19という病気はウイルスそのものが肺炎を起こすので有効な治療薬はまだない(何種類かの抗ウイルス薬が使われているが確実性は低いようだ)。
もっともやっかいなのは肺炎が「間質性」と呼ばれる肺炎だということ、微細な血栓ができる病気だということ。
間質性肺炎は難病のひとつで、肺胞そのものが厚くなり、肺胞が小さくなり、肺が膨らみにくくなると同時に入って来た空気と血管の間が遠くなるためにガス交換が困難になる。
さらに微小な血栓は肺の血管を詰まらせるだけでなく、体中に飛んでいき、合併症を引き起こす。味覚などの異常はこれが原因ともいわれている。

治療としては酸素吸入、ステロイドの大量投与で炎症を抑える(副作用が大きいので入院・管理が必須)、抗凝血剤の投与などが行われていて、免疫がウイルスを駆逐するのを待つことになる。ウイルスをやっつけるのはあくまで免疫系、ということ。
最後の砦であるECMOは首の横から太い管(カニューレ)を心臓近くまで入れて血液を体外にいったん取り出し、酸素を与えて体に返す装置で、専門医がいなければ装着できないし、装着後も最低4人がつきっきりで管理しなければならないようだ。
このへんは医療情報(「診療の手引き」など)を探せば素人でも見つけられる。

味覚障害などの後遺症が残ることもあり、インフルエンザなどより凶悪なウイルスと言える。
たしかフランスだったと思うが、すでに行われたトリアージでは患者にモルヒネを投与するだけ、というもの。つまり安楽死も行われているということだ。
インフルエンザで後遺症なんてまずないし、モルヒネ与えて安楽死もない。

医療崩壊を引き起こさないためにできることは「予防」であり、正しく予防をすることはなによりも医師や看護師をはじめとする医療関係者への応援になる。

私はかかりたくなどないし、広めたくもないし、まわりの人が罹患するのも避けたい。
だからできることをやっている。
マスクをし、手をきちんと洗い、人込みには行かないし、電車などでは黙っている。12月から外食すら控えている。
ステージ2になったらビリヤニを食べに行こうと思ってるのに、ウイルス・病気を甘く見ている連中のおかげでいつになるやらわかったもんじゃない。

■関西圏、病床逼迫に危機感=必要なら緊急事態宣言―政府
(時事通信社 - 04月20日 14:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6490577
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