mixiユーザー(id:91293)

2020年03月11日23:15

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素人考えはよくない。

COVID-19の簡易検査は、素人考えでやっていいものではない。

簡易検査で陰性と出たからと言って、本当に陰性でないとは限らない。これが現実だ。
咳が出ているのにマスクもせず、あちこちうろついて病原体をばら撒いてしまった場合、どうなるか考えてみるまでもない。

現在、日本で行われている逆転写PCR検査ができるのはBSL-2+以上というけっこう厳しい施設(研究室・検査室)のみ。そのへんにあるBSL-2クラスの実験室・研究室では取り扱えない。
また、逆転写PCRの操作はかなり複雑で、熟練も必要だ。
薬品、機械類、消耗品も用意しなければならない。
その上で(感染研の方法では)1検体あたり4時間以上かかる。アメリカなどで行われてる検査方法はもう少し所要時間は短いが、CDCも完璧だとは言っていない。

簡易検査装置の開発はあちこちで行われているが、まだ実用化されてはいない。SARS-CoV-2ウイルスそのものを使っての試験がまだ終わっていないからだ。ウイルスの培養には成功していても、簡易検査装置ができたと主張していても、その試験はBSL-3クラスの実験室・研究室で繰り返し行い、有効性を確認しなければ使えない。
(だから、そういう団体にどかんと研究費を出してくれるなら歓迎されるだろうが)

日本では難しいから、外国に依頼・・・もやってはいけない。信頼性もだが、病原体を輸出する気か?それこそバイオテロだ。

なにより、どんなウイルス性肺炎であっても、基本的に治療は「すべて同じ」だ。今回のSARS-CoV-2だろうと、ロタウイルスだろうと、アデノウイルスだろうと、対症療法しかない。
感染経路を確定するため、陰圧室などの専用の病室に隔離するかどうかなどの判断のために検査するならいいが、肺炎になっていない段階での検査にはあまり意味がない。

みんなが困っているから、これをやったら儲かるかもしれんぞ!と思ったのかもしれないが、厚労省などにとっては邪魔なだけじゃないだろうか。
また、まともな感染症専門の医師ならこんな事業は止めるはずだ。

まず、国立感染研究所、厚生労働省、アメリカCDCあたりのサイトにあるCOVID-19関連の情報を熟読してからにしてくれ。

■コロナ検査キットを無償提供=100万人分、ツイッターで孫氏
(時事通信社 - 03月11日 21:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6005479
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