mixiユーザー(id:91293)

2020年01月03日22:08

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ラフ∞絵展(名古屋、三越)

ほぼこのためだけに、名古屋まで出かけてきました。近鉄特急往復です。

天野喜孝氏、高田明美氏、秋本治氏、大河原邦男氏の4人(元たつのこプロ)の「ラフ」「スケッチ」が見られる稀有な展覧会。
百貨店の展示会場ですから、それほど広い場所ではありませんが、いやはやすごかった。
天野喜孝氏の(たぶん木炭か鉛筆)絵の迫力。
高田明美氏の作品に対する愛情。
秋本治氏の詳細で緻密な描写。
大河原邦男氏の「これは実際に動きそうだ」というメカ。

それらが圧倒的な数の「ラフ」になって並んでいた。全部見ていたら時間がいくらあっても足りない(特に秋本氏のネームなどは枚数が凄い)。

ビデオメッセージで高田氏が「色をつけて作品にしていくと、なにかが失われてしまって、ラフのほうがよかったということがある」というのには納得。その昔、ドガの「踊り子」という絵も完成品よりもラフ(習作)のほうに強く引き付けられた思いでがあるので・・・

コラボレーション作品も、あまりに凄いのが並んでました。まさにびっくりどっきり発散!といったような・・・

そしてふたつ、残念なことが・・・
物販で売られていた複製(印刷になったやつ)からは絵の魂が感じられなかったこと。
図録とか購入した特典として、サイン会のチケット(高田氏の!)があったのに、名古屋だったため断念したこと<近畿でやるならまた行くと思われ・・・

偉い美術鑑定家が「これはすばらしい作品である」とか、オークションで何千万、何億という値段がつく美術品もいいんだろうけど、こういう「魂のこもった絵」が見られる機会はもっとあってもいい。

なかなか充実して、よく歩いた1日でした。
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