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2019年10月30日19:56

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以前、阪神基地を見学させていただいた

掃海とは「機雷を除去し、海を安全にする」こと。

阪神基地で、教えていただいたのは掃海という仕事について。

そのための船が掃海艇。普通の船は鋼鉄(金属)だが、掃海艇は違う。私が阪神基地で見学させていただいた掃海艇は木造だったし、現代の掃海艇はFRP。艇という名前のとおりかなり小型だが、外洋(世界最高の掃海技術をもっているのは日本の自衛隊なので世界中に行く可能性がある)航海も行う。
機雷には「金属に反応して爆発する」タイプがあるので、木造・FRPの船体に小さなエンジンといった船でないと使えない。

掃海はまず「機雷がある(ありそうな)場所」をケーブルでさらって、機雷をひっかけて海底に固定されているケーブルなどを切って浮かせる。浮いてきたら、安全な距離をとって、機関砲で破壊する。この繰り返し。
爆発の危険があるので近づくことも分解することもできない。けっこう「硬い」ので20ミリ機関砲ぐらいでないと破壊もできない。

つまり、掃海艇において機関砲は「道具」。
金槌や包丁、バールのようなもの、と同じ道具そのもの。武器にはならない(装甲もない小型船なので攻撃されたら終わり、反撃もほぼできない)。
以上、受け売り。

 職場体験である以上、中学生にも自衛官は「自分の仕事がどういうものか」をきちんと説明したはずだ。戦争や戦闘ではない。世界の海の安全と平和のための仕事だということを、誇りをもって。
 だから、その中学生たちは「すごくいい経験」をしたと思う。機関砲をさわったことが、ではない。乗組員から「掃海」について直接教えてもらったことが、だ。

武器に触れたからダメだ!などというのは、掃海という大切な仕事についている自衛官に対して失礼だ。
掃海だけに限らない。本当に大切なことを見ようとしない連中はほっておけばいい。
若い人たちこそ、自衛隊の基地・駐屯地や米軍基地に見学に行ってみることは大切だと思う。そして、自分で考えてほしい。

■海自で職場体験の中学生、機関砲を操作 市教委は肯定的
(朝日新聞デジタル - 10月30日 13:50)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5845237
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