mixiユーザー(id:91293)

2016年06月09日14:48

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契約の意味。

まず、断っておくが「立法」に関わる職務である以上、法律の専門家であり、契約というものの意味は知っているはず。

質問趣意書はこちら>http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/190/syup/s190134.pdf
答弁書はこちら>http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/190/toup/t190134.pdf
マイクロソフトのライセンス条項はこちら>https://www.microsoft.com/en-us/Useterms/Retail/Windows/10/UseTerms_Retail_Windows_10_japanese.htm

誰かが契約書の内容を読まずに許諾し、署名や捺印をしたとしても、その契約が成立していない、とは見なされたりしない。読まなかったほうが悪い、というのは当然である。

マイクロソフトのOSはライセンスに記述されているとおり、マイクロソフトはユーザが「使用すること」を許諾しているだけであって、販売されたものではない。つまり、金を払ったからといってユーザの所有物になってはいない。

質問趣意書では「マイクロソフトはユーザにアップグレードについてのメッセージを送って、拒否しない場合には自動でアップグレードされることがある、と宣言している。
OSがユーザの「所有物」であるなら、勝手な変更は許されるわけがない。が「所有者」はあむまでマイクロソフトである。変更する権利もマイクロソフトにあって当然だろう。
借家に住んでいるとして、大家が「反対がなければ屋根をピンクに塗ります」と通達し、借家人が何も言わなかったから、屋根をピンクにしたとして・・・どうなる?文句は言えるかもしれないが、法的にはどうにもなるまい。

また、コンピュータのユーザーにはマイクロソフト以外のOSをインストールする自由は「一応」存在する。もちろん、それをやるためにはかなりの勉強も必要だし、自分が望むソフトウェアが動くとは限らないし、ほとんどの場合、自己責任になる。が、LINUXでもTRONでも他のOSでも、使うのはユーザの自由だ。

政府の答弁書が情けない内容であることは否めないが、質問内容はバカとしか言いようがない。

念のため、私は自分が自分のために使うPCにウインドウズはインストールしていない。
仕事用については、マイクロソフトのOSでないと動かないソフトウェアを使うために、ウインドウズを使っている。
・・・腹が立ったのは「このPCでは窓10は動作しません」と宣言しながら、繰り返しくりかえし、何回でも「更新しますか?」と聞いてくるようなワームに冒されたことだよ。

「Windows 10」の“半強制”アップグレード、法的問題はないか? 政府の答弁書公表
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=32&from=diary&id=4034564
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