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2020年01月24日23:26

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ヒビノキ654(1月19日〜1月25日までの1週間/週前半)

2020年1月19日〜2020年1月25日までの1週間分の日記です。
この日記は今週の日曜日〜水曜日までの週前半の日記です。

■2020/1/19/Sunday
 『マザーレス・ブルックリン』――。

 清しく正しい伝統的探偵物。とはいえその中身には現代の文脈や社会風刺が潜む
 ……って、それはチャンドラーやハメットの時代から一緒か。
 かつての軍曹が大戦時の部隊員を募る……なんだかこういう展開最近やったな。
 本作の場合は孤児出身ですけど。まちがいなく内実は現在の権力批判と分裂批判。
 でも剥き出しにせずエンタメより。「権力とは鈍感になることだ」の理由は慧眼。

『ID:INVADED イド:インヴェイデッド』 第4話 「EXTENDED 燃えさかるビルの世界」
https://id-invaded-anime.com/
このハカホリ事件は前編・後編なのかな?
被害者を箱に閉じ込め、中継し、殺人を繰り返す犯人ハカホリ。
「井戸端」はついに「ミズハノメ」で残留思念をとらえ「井戸」を展開する。
そうして坂井戸/名探偵が目撃したのは火災が広がり続ける世界で……。
殺人ポルノのライブ中継。無数の無自覚な視聴者。
炎上する世界でインターネットの炎上? と想像したけど、
今回の犯人と世界の様子は関係なかったな。いや来週関係する?
前回と違い「トリック」なし。物語の目的としては、
坂井戸/名探偵をふくめ「井戸端」の面々に犯罪を憎む血潮が通うと表現する。
鳴瓢はやはり正義の使途で、元・同僚の百貴に仲間意識を抱く。
「井戸端」の捜査官/分析官も正義のために捜査へ全力を注ぐ。
まあ、一面では警察ものなんだし、必要な物語の構成要素ですよね。
犯人はハカホリの模倣犯でライブ中継の映像は録画映像。被害者はもう死亡していた。
むくわれない。ここからどうつなげるのか?

『映像研には手を出すな!』 第3話 「実績を打ち立てろ!」
http://eizouken-anime.com/
どうやって制作工程をうまくさぼって表現へと昇華させるか?
そうしてどうやって納期の中で完成させるように表現者たちを納得させるか?
映像研(同好会)が部活に昇格するためには実績が必要。
また部費の獲得にもなにより作品が必要。
金森は部室の修繕と同時進行で、浅草と水崎に短編映像制作を命じ……。
「アニメーションは動いて何んぼ」。……だが予算と納期は存在する。
なら金森の言う通り、省力しながら派手で印象に残る映像を作る。
「ある爆発」を連続させて大爆発にもできるし、
垂直の壁を登る場面を長めに流してアクロバットさも表現可能
(背景をうごかすだけでいいし)。主砲だけ書けば戦車全体を描く必要がない。
作監、コンテ、演出の五十嵐祐希貴は、実際、一連の浅草と水崎が描く短編原画を、
通常より少ない220枚で表現したとのこと。
もちろん頭の中で表現設計できないとだめだけど、
まさしく実際に省力技法をもって派手な映像を作るのか。

『ドロヘドロ』 第2話 「袋の中/食事中はお静かに/隣の町の魔法使い」
https://dorohedoro.net/
脱皮。カイマンとニカイドウたちのコンビに返り討ちへ遭った藤田。
藤田は同様に2人の襲撃をうけた恵比寿を連れ出し逃げ出す。
煙(えん)は魔法の効果がないというカイマンに興味を持ち、
掃除屋の心と能井(のい)を差し向け……。
1話の最後の部分が2話途中の部分へつながる。今回は3話以降の展開の土台を作る。
カイマンに興味を持つ煙が殺し屋を差し向ける一方で、
カイマンとニカイドウは魔法使いの“針”を探す。
陰鬱な世界。目玉や頭が飛ぶゴア描写。
だというのに奇妙にもカラっとした作風。ただ、物語自体の導線は弱目。
いまの時点ならば「心と能井がカイマンとニカイドウを殺害しにくる」
ってことがわかればいい。だがカイマンたちには、
現在のところ緊急事態や切迫した事情がないため、
オフビートめいた魔法使い探し/魔法使い殺しの旅路で“のんびり”。
その旅路の中で独特の世界を表現するのは成功してますけど。まあ3話まで。

■2020/1/20/Monday
 風が強い。

『バビロン』 第11話 「開幕」
https://babylon-anime.com/
いまさらトロッコ問題かよ。
斎(いつき)開花が新域で「自殺サミット」を開催するなか、
G7各国首脳は「自殺」を話し合う。
その対話の内容は政治の世界と立場を越え、個人の死生観や哲学観に発展し……。
おそらく「竜頭蛇尾」で終了だな。
最終12話は、新域で自殺に迷う女性を大統領たちが説得する模様。
自殺を願う女性は曲世? ともあれ展開は残念。前回「物語が座ったまま動かないし」
とふれましたけれど、まさしく今回はそのままだ。その回避か?
首脳の話し合いへ様々な映像を挿入するんですが、
極端にいってしまえば、こんなのラジオドラマでいいよなあ。
この作品へ貴重なテレビアニメの制作リソースを注ぎ込む事に疑問を抱く。
また首脳の対話の内容も、いままで哲学や道徳で繰り返し討論した議題ばかりだ。
目新しい要素が感覚できない。正直にいえば「こんなことをやりたかったの?」
って冷めた目線しかない。野崎まどは失敗続きで信頼なくしそうだぞこれ。

■2020/1/21/Tuesday
 延期多いなあ。

 https://automaton-media.com/articles/newsjp/20200121-110983/

 『サイバーパンク2077』が9月になったから『Dying Light 2』やろうとしたのに。
 こっちも発売延期とは。
 『Star Wars ジェダイ フォールン・オーダー』はもう終わったし
 9月まで途中になにか1本か2本をはさまんとダメだな。

■2020/1/15/Wednesday
 前段は「読む人」「見る人」に対し丁寧に解説部分をもうけている自分。
 でも後段では“やっていない”という不思議なこと。仕事でもプライベートでも、
 「どうしてここではやってるのにこっちではやってないのだ?」
 と思う。前段の解説部分が丁寧なら丁寧ほど。結局、気付いてあとで手を入れるのに。

『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』 第3話 「防御特化と二層攻略。」
https://bofuri.jp/
やはりナーフ。運営が開催する“イベント”をクリアする“しかけ”はあるが、
やっぱり「物語を押す力」はどうしたって弱くなるよなあ。
「回避盾」を目指すサリー(理沙)もユニーク装備を入手。
第2階層の実装と同時に開催をされるイベントに期待で一杯のメイプルたち。
新盾“白雪”も入手し、2人は第2階層へ向い……。
防御系はどうしても地味だよなあ。実際、第2階層入口のボスは、
サリーが大立回りで撃破。2話に引き続きハデな画作りで見栄えがする。
ただ「それだけ」っていうなら「それだけ」。上記でもふれてますが、
本作の場合、死亡や脱落に楓や理沙が困るペナルティーや不利が発生しないわけで、
結果「物語を押す力」が不足している。次回のイベントの「コインあつめ」では、
この回避に速さと強さを競うが、いずれにしろ物語に、
切迫感や緊迫感を持ち込む“幅”は限定されちゃうな。
ここまで視聴して「VR-MMOが題材の“ほのぼの日常作品”なのかな?」
と想像しなくもないけど。
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