過日の日経新聞にゴーン元会長が拘留後初めて記者会見した時の記事が掲載されていました。
その中に、記者の質問に対しての回答が掲載されていました。
質問;日産の海外子会社を通じて不動産を不正に購入したとの疑惑があります。
「私には安全に仕事をして(業務上)人々を招待する場所がブラジルにもレバノンにも必要だった。一連の手続きは(CEOオフィスの)ハリ・ナダ(専務執行役員)がすべて担当した。私は弁護士ではなく、すべての関係者が把握していた。(問題があるのなら)なぜ私に言ってくれなかったのか分からない」
そして、この返答に対して記者は次のように書いていました。
「有罪か、無罪か。すべては裁判で判断されるべきことだ。ただ、日産子会社を通じてブラジルやレバノンに自宅用物件を購入したとの疑惑について質問が及んだ時だった。元会長は「私は弁護士ではない。問題があるのならなぜ(その時に日産の関係者が『会長、それはだめです』と)私に教えてくれなかったのか」と眉をつり上げながら反論していた。」
これを読んで感じたことを書かせて頂きます。
使ったお金は日産のために使った、と言っているのですが、もし、当時、日産の社員がおかしいと思って「それはダメです」なんて云ったら、同じ理由を付けて言い返し、恐らく、即、お前はクビだ、と言われたと思います。
赤字だった日産を2万1千人も首切りして黒字にしたんですから、当時のゴーン会長は独裁者的な立場にいたのではないでしょうか。
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