そもそも「懐かしい」という感覚とは…
誰もが知っている言葉…だけど、その「辞書的な意味」を説明しろと言われたら…
困る「日本語」って案外多いと思うんですよ。
外国人に聞かれがちな「わび・さび」を説明しろと言われたら?
みたいなことです(;'∀')
では、「懐かしい」という辞書的な意味合いとは…
多分、多くの人が、考えたことすらないと思います(;^_^A
あえて調べてみると、以下のように掲載されています。出典↓
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E6%87%90%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%84/
1.心がひかれて離れがたい。
2.かつて慣れ親しんだ人や事物を思い出して、昔にもどったようで楽しい。
3.引き寄せたいほどかわいい。いとおしい。
4.衣服などがなじんで着ごこちがよい。
「1」は、もはや一般的ではないですね…。
広く知られているのは「2」なわけで。
「3」と「4」、「古語」で使われていたもののようです。
さて、ここからはSheepの私見です(;^ω^)
大人になってから感じる「懐かしい」とは、「いつの時代」を指すものなのか…
改めて考えてみますと、おそらく…
「物心ついてからteenage(18歳)まで」
という風に、ざっくり分けられるんだと思ったんですよ('◇')ゞ
「物心つく年齢」を、ここでもあえて「3歳」としたとして…
「3歳〜18歳まで」のおよそ「15年間」に見聞きした、モノ、コトに関してを、後年「懐かしい」と感じるのであろうと、いうわたくし独自の分析です(^_^;)
で、厄介なのは「懐かしいモノ、コト」を「神格化」してしまうがゆえ「イマのモノ、コト」を「中傷」してしまう傾向が強くなってしまう、ということなんです(;・∀・)
顕著に現れて分かりやすいのが、「YouTube」などの動画サイトのコメント欄です。
「当時のバラエティー番組」、「当時のヒット曲」のコメント欄を見れば一目瞭然なんです(;´・ω・)
懐かしさの勢い余って…とでもいうんでしょうかね…
「番組のコメント」→「こういう番組って今ホントなくなったよなぁ。くだらない規制ばっかになって。」
「今こそこういう番組を流すべき。クソつまらん番組なんかやめてしまえ。」
「ヒット曲のコメント」→「こういう曲って今なくなったよなぁ。アイドルのガチャガチャしたのばっかで。」
「いいなぁこの曲。懐かしすぎて死ぬ。今ってホントくだらない曲ばっかになっちゃったしなぁ。」
こんな感じのコメント。目にしたことある方も多いんじゃないでしょうか(;^ω^)
で、ここからは「ビジネスターゲット」のお話しです(^^)/
たとえば一口に「シニア層」というと、どの「年代」に当てはまるのか…
「65歳以上」としたとして、昭和30年・1955年以前生まれの世代、ということになります。
で、ここにさっきの「方程式」(3歳〜18歳)を当てはめてみるんです。
「65歳」の方の「3歳〜18歳」とは…
1958年〜1973年、ということになります。
ので、仮に「65歳」の方をターゲットとしたとすると…
この「1958年〜1973年」の間の、流行ったモノ、コトを分析し、商品化するわけなんです。
「フォークソング世代」ともいえる年代でもあり、「若いころは高くて買えなかった」という「高額なギター」なりを購入する人が多くなる。
なので、それぞれの業界関係者も、「高額なギター」を買ってもらうことに注力し、関連する「楽譜」だったり「レコード」だったりを多く買ってもらえるように促すわけなんです。
次に、「働き盛り」の世代に着目してみます。
「30代・40代」だと、「ビジネスターゲット」はどこになるのか…
「30歳」だと「1993年〜2008年」に。
「40歳」だと「1983年〜1998年」に当たります。
ここに焦点を絞った商品を提供していくことが、「ビジネス」につながっていく、というわけなんですよ(^_-)-☆
テレビのゴールデンタイムというのは、本来「多くの人がテレビを視聴している時間帯」という意味なわけですが…
「新作ドラマ」の制作ができなくなり、「過去のドラマ」を「特別編」として放送し、それが結果的に「高視聴率」を叩き出していることに、業界関係者は複雑な思いでいるはずなんです。
視聴者側からすれば、「懐かしいドラマを見れるからいい」という感覚なわけですが、これはひいては、「俳優・女優さん」たちの働き場所、制作関係者の働き場所を奪ってしまっているということにも目を向けていただきたいんです。
Huluなどの「月額動画サイト」との大きな違いは、「視聴者がお金を払っているか否か」だと思いますからね(;´・ω・)
早く、また映画館で映画を観たいなぁと。日々願っているSheepです
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