横綱不在の状況で、平幕で幕尻の徳勝龍が初めての優勝を飾った大相撲初場所。
さて、皆さん。
あくまで現役力士の中で、「優勝最多」はもちろん白鵬の43回がぶっちぎりです(^o^)v
では、「この次」。
白鵬以外だと…誰になるのか。
「鶴竜」なんです。
その数「6回」。
白鵬以外だと…ふたケタ優勝力士ですら、現役力士に限れば一人もいないんですよ…。
では、現役力士で「2人以上」の「ふたケタ優勝力士」がいた時代はどこまでさかのぼるのか…。
実はもう10年前。
平成22年。2010年1月の初場所。
朝青龍が「25回目」の優勝。
ちなみに、この時点での白鵬の優勝回数は「12回」でした。
この時代は「朝青龍・白鵬」が優勝にしのぎを削っていた時代でした。
この場所後に朝青龍は暴行問題で引退してしまったわけなんですよ…(/_;)
もし、朝青龍が現役を続けていたとしたら…
まあ、間違いなく、「白鵬一人勝ち時代」はなく、それこそ昭和の「柏鵬時代(柏戸・大鵬時代)」のようになっていたのかもしれなかったんです…
朝青龍引退後、徐々にその頭角を表してきたのが日馬富士でした。
優勝回数も次第に重ねていき…
平成29年。2017年9月の秋場所で、日馬富士が「9回目」の優勝。
この当時で、7年ぶりか8年ぶりとなる、現役力士で「2人以上」の「ふたケタ優勝力士」が誕生するのも時間の問題かと思われたんです。
ところがところが…
例の貴ノ岩への暴行問題で、日馬富士が引退…(T_T)
次に、現役力士で「2人以上」の「ふたケタ優勝力士」が期待できるのは鶴竜なわけですが…
現時点で「6回」。
そして、今の鶴竜の体力や優勝ペースを考えても…
「ふたケタ到達」できるのは、いつになることやら…(;´∀`)
さらに、鶴竜の下の優勝回数となると…
琴奨菊
豪栄道
栃ノ心
玉鷲
御嶽海
貴景勝
朝乃山
ここまでズラーッとすべて「1回優勝」の現役力士だったんですが…
昨年9月場所にて、ついに「御嶽海」が一歩抜け出したんです。
ただ、「関脇」や「小結」の地位は、「大関」の地位以上に、「踏み台」になるはずの地位のはずなのに…
「関脇で2回優勝」というのは、「いかんともしがたい」状態であることには違いないと思うんですよね…
「前頭筆頭」の地位は、「8勝以上」で「小結」になれる地位で…
「小結」の地位であれば、やはり「8勝以上」で「関脇」になれる地位なんです。
そして、「大関昇進」への基準です。
「三役で3場所33勝」という、あくまで「目安の基準」があります。
デジタル社会の近年は、この数字到達で「昇進確実」とメディアがあおりにあおるのもあって、昇進見送りになるものなら…
「だれだれは昇進できたのになぜ34勝できて見送りなのか?」
逆に…
「33勝が基準のはずなのに、なぜ32勝で昇進なの?」
といった事例もありました。
この「32勝大関昇進」を決めたのは…
「稀勢の里」や「豪栄道」がそうでした。
「33勝でも見送り」のパターンは…
やはり「直前3場所の成績」が左右するんです。
たとえば…
「15勝優勝・10勝・8勝」とか…
「11勝・13勝・9勝」とか…
このあたりが「昇進見送り」になるパターンでしょうかね(^_^;)
では、すべて「ふたケタ」の、「10勝・11勝・12勝」ならいいのか?
と思いがちなのですが…
「2横綱1大関に負けている」とか…
「3横綱全員に負けている」とかだと、やはり「見送りポイント」になってしまうようなんですよね…┐(´д`)┌ヤレヤレ
そう考えますと…
直前2場所で「ふたケタ」。
※できれば合計21勝以上。
直前場所で「1横綱、2大関に勝っていての12勝以上」というのが「昇進しやすい条件」になるんじゃないかと思いました。
ただ、この条件で「12勝以上」しているのであれば、「優勝」か「準優勝」には違いないんですよ。状況的には。
次に、白鵬の記録を見ていきます。
この1月場所で、横綱在位75場所目となりました。
「75場所」の内、「横綱」としての優勝は、40回になります。
そして、「75場所」の内、15日間皆勤出場した上で、優勝を逃したケースが「23場所」。
そして、「75場所」の内、「横綱」としての休場は「12場所」でした。
※wiki眺めて頑張って数えました(*^^)v
白鵬が休場するたびに、優勝争いが混沌とするイメージがありますがね…
実際その「12場所」の内訳を列挙してみますね(;´∀`)
2015/09 鶴竜
2016/09 豪栄道
2017/03 稀勢の里
2017/09 日馬富士
2018/01 栃ノ心
2018/03 鶴竜
2018/07 御嶽海
2018/11 貴景勝
2019/01 玉鷲
2019/05 朝乃山
2019/09 御嶽海
2020/01 徳勝龍
上記のようになります。
では、ここから本題の「総括」です(;・∀・)
鶴竜はもうダメだと思いますが、白鵬は、取り口はともかく、優勝という結果を出してますからね。
ただ、はっきり言って、2人とも、もう賞味期限は切れてます。
それなのに現役でいられるのは、脅(おびや)かす大関がいないから。
だから、私個人としては、朝乃山がこれからどうなるかに注目しています。
実際今場所も、「優勝予想」はしてたんですがねぇ…(TдT)
まあ、妄想で言うなら…
もし、稀勢の里がケガなく横綱で活躍してたとしたら…
ここまでの白鵬の独壇場はなかったのかも、とは思っています。
ただ、貴景勝。
もうこの先「ダメ」とも思わないですが…
横綱不在。強い大関もいない現状で、優勝に手が届かないと…
あとは万年大関か、遅かれ早かれ大関陥落でしょう。
ましてや今場所は、平幕に優勝持っていかれてるんですからね。
ちなみに「十両優勝」の照ノ富士。
こんな記録が出ました。
「史上初の大関経験者、幕内経験者、幕内最高優勝経験者の序二段からの関取復帰」
となったそうですよ( ̄▽ ̄;)
そして、「13日目」の取組後に私が予想していたのをあえて載せてみますとね…
貴景勝は、14日目に朝乃山に勝てば、千秋楽は徳勝龍との対戦。
ただし、負ければ豪栄道かも…
正代は、貴景勝戦を終えてるところがまさにラッキー。
14日目も勝てれば、貴景勝の結果次第で逃げ切り優勝。
徳勝龍は、正代に勝てば、貴景勝朝乃山戦の結果に関わらず、千秋楽は貴景勝戦かも。
ただし、正代に負けた時がなんとも言えなくなる。(予想しにくくなる)
おそらくは、千秋楽結びの一番を、貴景勝豪栄道戦にするか、貴景勝徳勝龍戦にするか。取組編成部も悩んでるでしょうと。(13日目終了時点で)
という、私の当時の予想をあえて載せました(^_^;)
実は、NHKのある番組で、場所の優勝力士予想を毎回しているんですがね。
今回は、キャスター全員『遠藤』だったんです。
私も、前半までは、『朝乃山』だと思ってましたからね。
白鵬が出場していれば、ほぼ白鵬の優勝だと思いつつ。
『白鵬不在の場所』が、いかに混沌とするか。
改めて感じた方も多いと思うんですよ。
白鵬不在の条件で。
とにかく、場所前(これは白鵬休場確定時の場合)、場所中、そして結果的にと。
優勝予想力士がコロコロ変わるという現実があるわけですからね。
しっかし…
後援会や、本人たちのファンだってそうでしょうし。
「正代」と「徳勝龍」が優勝争いをするなんて、誰が予想できたかっていうことですよ。
で、徳勝龍を今回きちんと調べて知りました。
再入幕力士だったということ。
まあもうこれで、来場所は『前頭筆頭』までいくかなと。
ただ、来場所果たして勝ち越せるのか、も注目したいところですがね。
「幕内優勝」が、幕尻で、再入幕の徳勝龍だった今場所ですが。
「十両優勝」も、上にも書きましたように、「大関経験者で、幕内経験者で、幕内最高優勝経験者で、序二段からの関取復帰」を果たした照ノ富士だったわけですからね。
荒れに荒れた令和二年初場所。
Sheep流総括でした
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