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2018年12月07日12:27

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ソフトバンクの大規模通信障害にあたって…

ソフトバンクの大規模通信障害にあたって…

PCやスマホが当たり前に普及した21世紀のこの時代。

ふと考えたのが『“時代”をどこまで戻せるか』という事。

考えてみました。

時を戻せば、一般社会にもPCが劇的に普及したのは21世紀に入ってから。

ケータイに関して言えば、この20年程(1997年頃から)になります。

改めて、昭和・そして平成に入って生まれた“文明の利器”の変遷を調べていくと、色々興味深い事が分かってくるんですね。

もし今、ケータイやスマホ、PCがなくなったら…

『不便exclamation ×2

『生きていけないexclamation ×2

という声が“大多数”を占めてくると思います。

ただ、これはあくまで“若年層”(10代〜50代まで)に過ぎないと思っているんです。

つまり、60代以降だと、これが“逆転”してくるという事。

大企業の重役クラスは除くとして、それ以外の層として…

私の周りの60代、それ以上の世代層でもやはり“持っていない”方が多く、それに対してやはり“不便とは思わない”と言っているんですね。

この“現実”がやはり“若年層”にはあり得ないらしく…

『持たないなんて信じられないげっそり

『不便じゃないんですかexclamation & question

という声を度々耳にした事もありました。

しかし、ここからは私の推測も入るのですが、青春時代を含めた人生の大半を“ケータイなし”で過ごしてきたこの世代にとっては、ほんの20年程前に普及し始めたケータイがなかったとしても、さほど不便さを感じないのだと思っています。

『通信機器』の変遷を簡単に書きますと…

『ポケベル』が世の中(日本国内)に登場したのはなんと昭和43年。1968年。今から50年も前の事になります。

『自動車電話』に至っては、昭和53年。1978年サービス開始でした。

ただ、当初は使用料金が高額だった事もあり、本当にごく一部の『営業職・管理職・経営者』に限られていたんです。

1980年代に入り、テレビドラマでも『ポケベル』が登場するようになります。

当然当時はピーピー鳴るだけ。文字も何も出ません。

ドラマの中での男女のデート中。特に刑事役や医者役が多かったようですが、お高いレストランでの食事中でのちょっといいムードの中でピーピーと鳴るわけです。

『参ったなぁあせあせ(飛び散る汗)ちょっとごめんがく〜(落胆した顔)

と席を立ち、公衆電話に向かう男。

やがて席に戻り…

『ごめん涙会社(etc...)から呼び出し食らっちゃったよもうやだ〜(悲しい顔)

今では決してあり得なくなったこの場面。

1990年代までであれば、テレビドラマでも頻繁に見られた光景だったんです。

また、別の場合には…

『○○様。お電話が入っております。』

と、喫茶店やレストランでの電話の取り次ぎ。これも90年代半ばまでは比較的多かったようです。

ここからは私自身もリアルタイムで経験した1990年代。

先日書きましたばかりの内容と重なる点も出てきますがご了承下さい(^_^;)

数字が打ち出せる『ポケベル』が登場します。

そして、女子高生を中心に爆発的に普及する時代がやってきます。

「14106」=「アイシテル(愛してる)」なんていうゴロ合わせも流行りました。今では完全に“死語”ですが…

1993年に放送されたドラマ『ポケベルが鳴らなくて』の人気も、“ポケベルブーム”に一層の拍車をかけました。

やがて数字だけでなく、アルファベット、カタカナやさらには漢字まで画面に表示できるタイプも発売され、最盛期の1996年6月末には、約1077万件の加入者があったほどです。カナや漢字などの入力には、特殊なコードを打ち込む必要があり、「ポケベル打ち」という一種の特技として、電話機のテンキーで高速にこれができる人は崇められていたこともあったほど…。

私の母校も例外ではなく、高校時代、休み時間になるとたちまち公衆電話は長蛇の列。みんな“ベル打ち”に没頭するんです。

とうとう学校側も耐えかねて、1台しかなかった公衆電話を1機増設し、2台に。これが今でも母校に残っています。

駅などの公衆電話だって例外じゃありません。

通常は10ケタなりの番号をプッシュして通話するわけですが、明らかに10ケタ以上プッシュしているのを見たら…『あぁ、ベル(打ち)か冷や汗』と思ったほどでした。

当時の若者向けの深夜の情報番組『トゥナイト2』(テレ朝系)でも特集が組まれたり、『ベル言葉辞典』なんてのもフツーに売られたりしてました。

そのブームに陰りが見え始めたのが1996年頃から。

まだケータイは一般向けには高かったものの、『PHS』が、徐々に若者世代に浸透し始めます。

その後ケータイ料金も値下がりし、ポケベル→ケータイの流れが一気に加速していきました。

『あの人は今』でなく、『あの道具は今』となるわけですが…

日本全国単位としては唯一ポケットベル事業を手がけていたNTTドコモも、2004年6月30日に新規契約の受付を終了、2006年10月に解約金を無料にし、そして2007年3月31日でサービスを終了し、実質的にポケベルは、世の中から姿を消しました。

“簡単”と思って書き始めたら全然“簡単”じゃなくなりましたけどね…

くどいですが、私は「ジャーナリスト」でもなんでもありません。

ただ、「調べる」のが好きなだけなんですあせあせ

たまにこういう系統の質問を受けて、まじめに答えてしまって「なんでそこまで詳しいのexclamation & question」とドン引きされた事もしばしばあせあせ

さて、ここで…<どうでもいい実体験余談>

現代社会じゃ“絶対”あり得ないこんな体験2つ。

私が初めてケータイを持ったのが1999年の時のドコモでした。

まだ操作方法も不慣れな時に、突然こんな『ショートメール』が…

『1つしか番号違わないんだけどメール送ってみました。よかったら返事下さい。』と…。

私のケータイ番号の下2ケタが『26』だったんですが、上の8ケタ全く同じの下2ケタ『25』の人からメッセージが送られてきたんです。
※ケータイ番号が『10ケタ』時代のお話しです。

ガチな話しですよ。

知らない人から来た初めてのメールに興奮してしまい、家族みんなに報告(?)し、早速返信。

数ヵ月メールのやり取りしてました。
※だいぶ後で女性と分かりました。

相手がドコモを解約して別会社にするという理由でやり取りは終了。

初めての『メル友』でした。

もう一つは友人(♂)のエピソードです。

やはり2000年頃の話。

ナンパ目的で、テキトーな番号にワン切りする。

かかってきた相手が男なら『すみません。間違えました。』と言って切る。

かかってきた相手が女の子なら…

言葉巧みに会う話まで持ち込みデートまでこぎつけ、なんと付き合った事まであったんだとか。

後者のエピソードは当時ならマネされそうですが、現代社会じゃ“絶対”あり得なくなりましたからね。

でも両方とも、本当に“当時なら”の話です。

くどいですが、現代社会じゃ“絶対”あり得ないですからね。

そして昨日のソフトバンク通信障害で、『初めて公衆電話を使った』という若年層も一定数いたそうで。

一瞬使い方がわからず困惑した人。

受話器を横に置いた状態で戻してしまった人。

様々いたようですが…

「30代」が分かれ目になるのだろうと勝手に推測します。

つまり、20代後半世代ならもはや「使ったことがない」という世代が主流となるものの、30代なかば世代なら「信じられない」となる。ということです。

ケータイの普及から20数年。

「公衆電話を生まれて初めて使った」という20代世代と、「公衆電話使えない奴なんていないだろwww」という30代世代が見事に交錯したわけですからね。

ただ、スマホそのものは生きていたわけなので、電話番号を調べるには苦労しなかったようですが。

これが、スマホが使えず「104」を使う事態にまで発展していたとしたら…

「104知らないやつなんて…」になっていてもおかしくないわけですからね。

「電話」「メール」「LINE」「スマホ決済」「ナビ」その他書き出したら数限りないくらいスマホに依存している現代社会。

「なくても我慢しろ」はもはや現実的ではない以上、通信会社には今後二度とこんな事態が発生しないようにしてもらうしかないのだと思います。

では、最後に一つテストです。

あなたは空(そら)で何件電話番号を暗唱できますか?

友人・知人のケータイ番号が何件か…

取引先の固定電話、携帯番号が言えてもスゴいと思います。

昭和の時代ならスラスラ言えてたとしても、今、5件出れば上等なんじゃないですかね(;´∀`)

では、以上です手(パー)
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