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2019年12月10日07:43

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グルメの部屋(787)アピシウス (APICIUS)  有楽町にある王道の「グランメゾン東京」で古典的なフレンチのクリスマスに最適の店

グルメの部屋(787)アピシウス (APICIUS)  有楽町にある王道の「グランメゾン東京」で古典的なフレンチのクリスマスに最適の店
フレンチ
住所: 東京都千代田区有楽町1-9-4 蚕糸会館 B1F 03-3214-1361
(評価)☆☆☆☆
(*評価基準:☆5=毎週行きたい/ ☆4=月1回は行きたい/ ☆3=年一回程度/ ☆2=もう行かなくても/ ☆1=絶対行きたくない)
*評価については、事前期待と事後評価にギヤップがある程(事後評価の方がいい場合)高くなるように☆を付けています。またシナリオを持っている店を評価しています
(コメント)
キムタクのTV「グランメゾン東京」で今年のクリスマスはフレンチが主流とのこと。その第一弾として食べログ4.31と好評価のこの店を始めて訪問してみました。最近の傾向としてはミシュランブームで特に年末のこの時期はミシュラン本の発行に合わせてTVのように星を取れる店づくりが多い中、この店や高輪の「コートドール」・京橋の「シェイノ」など従来の古典的はフレンチを大切にする店も貴重な存在です。まさに「グランメゾン東京」の代表格といっていい店です。場所は有楽町と日比谷の間の蚕糸会館という、この辺りでは比較的小さなビルの地下。地上の掲示は控えめでめだたないですが、そこから真直ぐに降りる階段が続いているが、地下の店舗入り口には黒服のスタッフが待機しており、すでにグランメゾンならではの重厚感が漂っている。まずウェイティング用のバーコーナーに案内さます。目の前に20号ほどの青のシャガールが架かった廊下を抜けてメインダイニングへと導かれる。(ひらまつ本店には赤のシャガールが鑑賞できます)さらにビュッフェ・ユトリロなどの名画が掲げられ、まるで美術館に迷い込んだ雰囲気で華やかな雰囲気に溢れている。着席するとロゴが入った位置皿やグラスが整然と並ぶ、テーブルセッティングが美しく出迎えてくれます。料理は9,,000円のコースをお願いしました。まず食前酒を頂いてのスタートです。 一緒に「オリーブの塩漬け」がたっぷりと盛られた皿が出されたが、丁寧に種抜きされた粒揃いで、ほど良い塩気と食感がなかなか宜しい美味です。
アミューズ・ブーシェは「九絵とアンディーヴのサラダ仕立て バジルシース」が登場。旨味たっぷりの白身がカルパッチョ風に仕立てられており、程よい燻香が心地良い。
つぎは「季節の栗、フォワグラ、茸のクリームスープ」でこの店の秋のスペシャリテだけあり同伴者も今まで味わったクリームスープでベストの味を味わい感無量でした。その後メインの「クレビネット堤焼にした和牛タンと子牛脛肉」皿には大きなお団子の肉塊が鎮座し、ナイフを入れるとしっとりとした仕上がりで、コラーゲンたっぷりのねっとりとした舌触りで旨味も濃い肉が味わえます。パンは3種(シャンピニョン・キューブ型のイギリスパン・両端をすぼめたライ麦のハード系)が用意されており、いずれも美味しい。添えられるバターも、吟味されていることが分かる。その後が楽しいデザートタイムである。メインのデザートはワゴンで登場。季節のフルーツを使ったタルトが目を引き、何種類でも盛り合せてくれるようだが、結構全部頼んでしまい同伴者も食べきらず残してしまいました。すべて極上の味でしたが特に「プディング」が印象的でした。「コーヒー」と共に「ミニャルディーズ」の皿も登場。実に満足度の高いひと時を過ごせました。王道のフレンチの手法に様々な創意が盛り込まれているが、奇を衒ったような部分が無い点が好ましかったです。最近流行りのイノベーティブ・フュージョンなるものも確かに興味深いが、どうしても飽きが来る。それに対し、こちらの揺
(るぎない仕事振りには安定感が伴い更に勉強になるのは盛り付けにもセンスが感じられ、食器は「大倉陶園」の品が使われているが、皿の柄と一体化させた盛り方が印象に残りました。サービス面でも、行き届いた接客スタッフの応対ぶりが秀逸。グランメゾンの名前に相応しい慇懃ながら決して堅苦しくない態度は好感が持てます、これだけの料理をいただいてひとり13,000円はワインを余り飲まなかったとしても満足度は高かったです。これからのクリスマスには最高のレストランのひとつだと思います。


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