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2014年06月19日21:31

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合唱と吹奏楽の人気差に関する考察

と、論文みたいなタイトルにしましたが、これは仕事中に一生懸命頭の中で自分の経験を思い起こし、比較検討した結果です。(だからあ、仕事はどうした!)

まず、現状を簡単に示すと、コンクールに参加している中学校の数は、合唱1000校程度(Nコン)に対して吹奏楽6000校以上・・・同じ「音楽」というジャンルにありながら、6倍も差がついている。

私は、中学時代は吹奏楽部で大学に入って合唱を始めた。中学時代はコンクールなどは出なかったが、部員は50人以上・・・いや、もっといたかな・・・で各種イベント演奏やドリルなども行っていた。その時同じ中学に合唱部は存在しなかった。

個人的な感想としては、音楽を楽しむという点では大差なかったと思う。では、なぜ現在このように人気の差が出てしまったのか?

まず、根本的なことを言えば、「楽器」と「歌」の違いがあるのではないだろうか?「楽器」は、特に吹奏楽で使う楽器は、個人レベルでの所有や練習が難しいこと、趣味で購入するのは高価だし、音が大きいので練習する場所にも困る。必然的に楽器をやりたければ、吹奏楽部に入るしかない。

そして「歌」は、ハーモニーを楽しもうとすれば人数が集まらなければ出来ないが、ただ歌うだけなら、現在とても進化した「カラオケ」があり、とくに部活に入らなくても楽しんで歌うことは簡単に可能になっている。

そして、演奏する曲に関しても特徴があると考えられる。吹奏楽でも合唱でも始めた当初は、どのような曲があるのか分からないのは同じだが、演奏を始めると、「合唱」には「詩」がついている。そして中高生が感情移入でき、感動できるような合唱曲は非常に少ないのではないだろうか?

それに対して吹奏楽は、詩がない分、素直にメロディやハーモニーに感情移入や感動出来るのではないだろうか?

さて、この問題を解消し若い合唱人口を増やすのはどうしたら良いか・・・という問題については、またすこし検討してみたいと思っている。
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